小関裕太、学生のころの意外な勉強法とは?「教科書の概念に負けないペリーで“A+”をもらった」

6月6日(土)開催の「小関裕太 20th Birthday スペシャルイベント」のレポート詳報をお届け!

若手俳優として注目を集めている小関裕太さんが、初めて主演を務めた映画『Drawing Days』の第一弾上映も行われ、映画撮影にまつわるエピソード、A+をもらった学生時代の話、そして最近観て感動した映画について、写真とともに詳細にわたってレポートします。

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【今日のインサイト】いま大注目の俳優!小関裕太“20歳”のバースデーインタビュー

 

この日のイベントは、映画『Drawing Days』の上映からスタート。古びた街の電器店で働く19歳の夏生(小関裕太さん)が、半年前に夫を亡くしたばかりの60歳の佳乃(根岸季衣さん)と、ひょんなことから“ルームシェア”をすることになり、ふたり暮らしをしていくなかで、夏生が本当にやりたかったことを取り戻し、夢への一歩を踏み出すハートフルムービー。

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取材した2公演目では、ステージ裏で小関さんも一緒に観覧していたそうで、客席から聞こえてくる“ファンの反応”が気になっていた様子。「(客席から)笑い声が聞こえて“うれしいな”って思ったり、僕は笑ってるのに“なんで笑ってないんだろう?”とか(笑)」と、小関さんは話していました。

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そして本作で共演した、古舘寛治さんの話も、「寛治さんとご一緒して、ファンになってしまって。お芝居を観ていると、愛おしくて……大好きなんです!」と興奮気味。小関さんは、「年上の方とお話しするのが、すごく好き」だそう。

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映画で演じた“夏生”は絵を描くことが好きな青年。実際の小関さんとは、「なにかを熱心にやるということに関しては近いですが、一緒ではない。近いようで平行線、交わっていない……交わることができないと思う」と話していましたが、年上にもフランクに接する夏生に、やはり小関はちょっと似ている部分があるのかも? と感じられるワンシーンでした。

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今年2月、初めて行ったNYで、2週間滞在したという小関さん。極寒の雪降るなか、“自由の女神”を見に行くために乗ったフェリーの先頭で、ものすごい風を受けながら、右手にカメラ、左手では携帯で動画をかまえ、ベストショットのタイミングをうかがっていたそう。ただしあまりの寒さに、その後、手が赤く腫れて3時間ぐらい感覚が戻らず……「いい写真も撮れていなかった(笑)」ということがあったのだとか。そのときの様子を、実際に再現してみせる小関さんから、その必死さが伝わるようでした。

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初主演映画『Drawing Days』に絡めて、「絵を描くこと」について聞かれると、小関さんは中高生のとき、「授業中に絵を描いていた。デッサンをしていないと先生の話が入ってこない」という話も。

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“先生の話を絵に描く”という勉強方法ですが、「(授業で)徳川家康さんが出てきたら、僕の中にある徳川を描くと、“徳川家康”って頭に入ってくるんです」と……教科書に写真が載っている“ペリー”も、「僕の中のペリーを描く。教科書の概念に負けない」と話し、その独特の勉強法に、客席からは大きな笑いが……!

当時、絵がたくさん描かれた“小関さんのノート”が好きだという人が3人ぐらいいたそうで、社会科の先生からは、「君のノートは、君にしかわからないし、君にしかないよさがある」と絶賛され、“A+”をもらっていたそう。そのノート、かなり見てみたいかも!

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今回の映画で、“サイフォンで淹れるコーヒー”を初めて見たという小関さん。そのサイフォンを使ってコーヒーを淹れるシーンは、映画の冒頭に出てくるのですが、「まだ本番が始まっていないと思っていたので、リアルに初めてサイフォンを見ている顔を撮られたいた」とのこと。ところが、「撮られているのに気づいていないと思わなかった」という監督。演技ではない素の小関さんの姿が、映画に使われているので、そのシーンにはぜひ注目を。

また、佳乃とのルームシェア1日目、自分の部屋で寝落ちしてしまう瞬間の小関さんも、女性的にはかなりの“キュン”ポイント♡ 随所に、演技? 素? といった小関さんが満載の映画のようです。

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そして、ダンスが得意な小関さんは、本作ではその姿は封印……しているかと思いきや、「階段を落ちるシーンですべて発揮した」と話し、「特技になりました(笑)」と。酔っぱらって階段を滑るように落ちていく……というシーンなのですが、「(撮影後)すごくよかったですと伝えると、目をつぶって演じていたと聞いて、すごいなと思った」と監督。かなりなめらかに美しく階段を落ちていくので、そのシーンも必見です!

ところで、「本当にいい映画を観た後、本当に拍手したくなる」という小関さんらしいエピソードが。先日、映画『セッション』に感動して(3回も観に行ったそう)、1回目のときに衝撃的すぎて、拍手してしまったようですが、「でも周りは拍手していないから、あれ? と思って(笑)」と。つい映画の最後を話してしまった小関さんですが、だからこそ、この日、自身の映画鑑賞後に客席から拍手が起こったことが、「すごくうれしかった」と笑顔で話していました。

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途中、話が脱線して本題から大きく反れたり、過去のエピソードを細かく再現したり、トーク中のやり取りで楽しそうに笑っていたり……と、全身でイベントを楽しんでいるように見えた小関さんでしたが、イベント最後は、ファンに向けてしっかりとコメントしていました。

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「20歳を迎えるということで、できることが増えて、やりたいこと挑戦したいこともたくさんあるので、“挑戦心”を忘れないようにいきたいです。何事も“得るモノ”、“なくすモノ”が必ずあるけれど、たった20年ですが、その20年のなかで、目の前にいるみなさんが自分を支えてくださっている。みなさんがいなかったら映画もつくれないし、自分に自信も持てないと、すごく感じるので、いろんな部分で助けてもらってるなと思います。なにか挑戦するときに必ずみなさんの“目に見えない気持ち”が僕の支えになっているので、いままでのことを感謝しつつ、これからも力がほしいので、贅沢なお願いですがこれからもよろしくお願いします」(小関裕太さん)

無邪気な笑顔を見せていたかと思うと、絵を描く勉強法など天才肌(?)な一面を見せたり。魅力あふれる20歳の小関裕太さんを存分に感じられるイベントになったようです。(さとうのりこ)

映画『Drawing Days』
キャスト:小関裕太、古舘寛治、須藤理彩、根岸季衣
脚本・監督:原桂之介
(C)2015/アミューズ

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