ハロウィンにクリスマスと甘いスイーツを食べる機会も増えるこれからの時期。ケーキやクッキーなど洋菓子に限らず、あったかいお茶と共にあんこなどのほどよい甘さのある和菓子をほっこりと味わえる季節にもなってきました。みなさんはどんな和菓子が好きなのでしょうか。
そこで、LINEヤフー株式会社が15歳~64歳の男女5,256人を対象に行った、「好きな和菓子」に関するアンケート結果を紹介します!
全世代男女に大人気!「団子」が上位にランクイン
今回、好きな和菓子について特に好きなものを最大5つまで聞きました。また、和菓子が好きではない方にも、「この和菓子だけは好き」というものがあれば回答をしてもらっています。
それらを踏まえて、全体1位となったのは「団子(みたらし団子、三色団子など)」で36.8%。次いで、2位に「あられ・せんべい・おかき」。3位に「わらび餅」がそれぞれ3割を超えてランクインする結果となりました。また、4位以降には、「たい焼き」「フルーツ大福(いちご大福など)」「カステラ」「今川焼・大判焼き・回転焼き」が2割台で続いています。
【男女別】好きな和菓子TOP5
男女年代別に見ると、全体1位の「団子」はすべての年代で3位以内にランクイン。和菓子の中でも好む人が多いことが分かります。男性よりも女性の方が割合は高く、女性のすべての年代で4割を超える結果とまっていました。みたらしやあんこ、よもぎなど甘いだけではない自分好みの味を見つけられるのも支持される魅力の1つなのかもしれませんね。
また、全体2位の「あられ・せんべい・おかき」は女性の30代以降、男性の40代以降で5位以内にランクイン。50~60代では男女ともに1位となりました。なかでも、男性よりも女性の割合が高く、60代女性の54.8%が最も高い割合となっています。
全体3位「わらび餅」、5位「フルーツ大福」は、男性と比べて女性のほうが高く、特に10~20代女性では4割前後の高い割合となりました。また、10代女性では「フルーツ大福」が「団子」を僅差でおさえ1位という結果になりました。ボリューム感だけではなく、大福を切った時の写真映えする断面がSNS世代に刺さっている様子。美味しさはもちろんですが、「映えるか」という部分も好みに影響しているようです。実際、高校生に聞いた流行しそうな食べもの・飲みもの調査でも、「わらび餅」「フルーツ大福」はランクインしていました。
次いで全体4位の「たい焼き」は、10~20代男女で3割台の高い割合となりました。ちなみに、10代・30代男性では3割超で1位となっています。その他、全体8位の「おはぎ・ぼたもち」は、50~60代男女でランクイン。60代では男女ともに「豆大福」も5位に入り、昔ながらのあんこ系和菓子が人気の様子がうかがえました。特に「豆大福」は女性のほうが高い割合となっています。また、全体9位の「どら焼き」は女性よりも男性の割合が高く、30代男性では約3割で2位にランクインしました。
そのほかにも、ランキング外となりましたが「八つ橋・生八つ橋」は、10~20代で2割超と他の年代と比べて高めの割合でした。修学旅行で京都で食べたのがきっかけで……という人も多いのかも。「桜餅」は60代女性で2割台後半と高くなっています。また、60代女性では「桜餅」のほかに、「あられ・せんべい・おかき」「豆大福」も他の層と比べて高めの割合が出ています。
その他、グラフにはありませんが、エリア別にみると、岐阜県が発祥の「栗きんとん」は中部で割合が高く、「豆大福」は東北・北海道、「カステラ」は長崎カステラでも有名な九州で割合が高めとなっていました。生まれ育った地域で身近な分、食べる機会も多く、好きな和菓子となることも少なくないようですね。
じんわり広がる和菓子の甘さ
昔ながらの和菓子はもちろんのこと、フルーツ大福やフルーツ団子のように映えの要素が加わった和菓子もたくさん登場しています。これまで苦手だったという人も食べやすい和菓子が増えているのではないでしょうか。また、多くの和菓子に使われる「あんこ」は、脂質も控えめで、鉄分などのミネラルも豊富。「頑張ったしご褒美に甘いものを食べたいけどダイエット中だし……」という人にも強い味方になってくれるはず。(岡美咲)