ジャケットでよく見るけど…「ラペル・ホール」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「ラペル・ホール」って何のこと?

ラペルホールの「ラペル」と「ホール」をデジタル大辞泉で調べてみると…

ラペル【lapel】
背広仕立ての洋服の、カラーに続く身頃 (みごろ) の折り返し部分。

ホール【hole】
穴。「ボタン―」

ラペル・ホールとは、ジャケットの下衿に開けられたボタン穴のこと。もともと風よけとして襟を立て着るために、首元の第一ボタン用の穴として作られたラペル・ホールですが、現在ではボタンがなくなり飾り用としてラペル・ホールのみ残されています。イギリスでここに小さな花束を刺すことが流行したことから「フラワー・ホール」とも呼ばれ、社章や徽章、ラペルピンを通す穴として使われているほか、切り込みを入れずかがっただけの飾り穴の場合も。また、ラペル・ホールのかがり糸を好みの色合いにするなど、ラペル・ホール自体をジャケットコーデのアクセントにするのも人気です。

ラペルホール付きジャケットコーデ

やわらかな白ニットパンツで、ジャケットをカジュアルダウンするのが気分! リラックス感があるのに決してだらしなく見えないのは、上品で洗練された白だからこそ♡ さらにキャップをかぶって、スポーティ×トラッドな旬のムードに仕上げて。

CanCam2022年12月号「おしゃれな人から“白っぽコーデ”」より
撮影/水野美隆 スタイリスト/伊藤ミカ ヘア&メイク/林 由香里 モデル/生見愛瑠(本誌専属) 撮影協力/ 構成/手塚明菜  WEB構成/久保 葵