冬の乾燥は「つもりケア」に注意!乾燥を繰り返さないためにできることを肌のプロに聞いてみました!

本格的な乾燥の季節を前に乾燥の原因をチェック!

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乾燥が気になりがちな冬には、時間をかけてしっかり保湿したつもりなのにすぐ乾燥してしまう…とお悩みの人も多いですよね。

そこで暖房などで本格的に乾燥する季節を前に、花王株式会社が全国の女性400名を対象に行なった調査を元に「肌の乾燥対策」についてご紹介します!

保湿ケアをしているつもりなのに、肌の乾燥を繰り返しがちな人が8割以上!

顔・からだ・頭皮の乾燥に悩む女性、敏感肌女性を対象に、「冬に肌の保湿ケアをしているか」と質問したところ、全体で6割以上の人が「している」と回答。その中で、「冬の保湿ケアをしているつもりなのに、肌(からだ、顔)の乾燥が気になることはあるか」と質問したところ、「気になる」と回答した人が全体で8割以上いることがわかりました。
冬の乾燥ケア対策を行っていると回答しているにも関わらず、それでも肌の乾燥を繰り返してしまう人が多く存在するようです。

乾燥を繰り返してしまう理由は「つもりケア」だった?!

「冬にからだや顔など、肌が乾燥していると感じた時に意識するケアは何か」を聞いたところ、「肌の保湿を意識する」と回答した人が全体で9割以上という結果に。しかし、「肌の保湿を意識する」と回答した人に、「保湿をしているつもりでも、肌(からだ、顔)の乾燥を繰り返すことはあるか」と質問したところ、「ある」と回答した人が全体で79.7%で、保湿をしているつもりでも乾燥を繰り返している人が多いことが判明!
また、「普段の肌のケア方法は、シーズンによって変えているか」という質問に対しては、「変えている」と回答した人は全体の36%で、「シーズンごとに肌のケアを変えるなど、季節に合った必要なケアを十分に理解できていると思うか」という質問には、「あまりそう思わない」と回答した人が多いことがわかりました。乾燥を繰り返してしまう理由や、シーズンに合わせたケアが必要であることを知らないことが原因で、「つもりケア」になってしまっている人も多く存在すると推測できます。

肌のプロ・花王研究員に聞く「つもりケア」対策

保湿をしているつもりなのに乾燥を繰り返しがちな「つもりケア」への対策をするためには、季節や肌悩みに応じて適切にスキンケアをしていただくことが大切です。
特に冬は、ほかの季節に比べて「バリア機能が低下しがち」なため、単に保湿をするだけでなく、バリア機能を補えるようなスキンケアが重要となります。バリア機能をきちんと働かせるための主役となる肌の必須成分が「セラミド」です。「セラミド」の働きを守り補うスキンケアで、肌荒れを防ぎ、潤い肌に保つことが大切です。

マスク着用による乾燥と冬の乾燥という2つの要因で乾燥を繰り返しがちに

「コロナ禍におけるマスク生活で、マスク着用による肌の乾燥を感じることはあるか」という質問に対し、全体の56%の人が「感じる」と回答!
また、上記質問で、「感じる」「やや感じる」と回答した人を対象に、「マスク生活が続いたことで、顔の肌トラブルの中で『肌の乾燥』をコロナ前よりもより強く感じるようになったか」という質問をしたところ、「強くなったと感じる」と回答した人が全体で39.2%、「やや強くなったと感じる」と回答した人が、全体で42.1%という結果に。
さらに、「マスク生活が続いたことで、冬にコロナ前よりも顔の肌の乾燥を強く感じるようになったか」という質問に対しては「感じる」と回答した人が全体で34%、「やや感じる」が33.3%と、6割以上の人が冬の乾燥だけでなく、マスク着用による乾燥でさらに肌の乾燥を強く感じていることがわかりました。

肌のプロに聞くマスクでの乾燥対策のポイント

マスクで覆われている部分は覆われてない部分に比べて肌のバリア機能が低い状態であることがわかっており、肌の水分が逃げやすいために、乾燥を感じやすいことが考えられます。そんなマスク着用による乾燥にも、セラミドの働きを守り補い、潤いを与えるスキンケアがオススメです。
フェイスクリームをお使いの際は、適量を手にとり、皮膚が動かないくらい“やさしくすべらせるように”なじませるのがポイントです。

季節にあった対策で冬の乾燥を乗り越えて

繰り返しがちな冬の乾燥には、季節にあったケアが大切。いつものケアでは潤いが足りないという人は、ぜひ「セラミド」を取り入れたケアを実践してみてくださいね。また、乾燥している肌は特に刺激に敏感。ケアをする時にはできるだけ摩擦を与えないよう優しく滑らせるのがオススメです。

今回お話を伺ったのは…

花王株式会社 スキンケア研究所
秋山 瀬里さん

情報提供元/花王株式会社