「カウチンセーター」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「カウチンセーター」って何?

カウチンセーターをデジタル大辞泉で調べてみると…

カウチン‐セーター【Cowichan sweater】 
《カナダのカウチンインディアンが作ったところから》脱脂していない羊毛糸とアメリカスギの皮繊維を混紡した糸を用いた、手編みのセーター。防水・防寒性にすぐれ、自然な色調と動物模様などを特徴とする。

カウチンセーターのカウチンとは、カナダにあるバンクーバー島のに住んでいた先住民「カウチン族」の伝統的な防寒着が語源。羊毛からできた太い油脂成分を含んだ毛を編みこんだセーターやカーディガンは撥水性と防寒性に優れ、独特の風合いと重みがあるほか、幾何学模様やカウチン族の神鳥であったサンダーバード(雷鳥)やトナカイなどの動物柄があじらわれたデザインが特徴です。

カウチンカーデの着こなし

 

暖かな1日には、コート代わりのカウチンカーデで旬のヴィンテージスタイルを楽しんで。ガーリーなレーススカート、やんちゃなプリントT、カントリー調のカウチンニットと、古着っぽいアイテムを大胆に組み合わせた上級コーデは、懐かしいのにどこか新鮮♡ コットンの軽さとカウチンの重さのギャップも◎。白スカート以外をグレー系でまとめれば、難度の高い古着MIXもバランスよくまとまる!

CanCam2018年12月号より 撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) スタイリスト/伊藤舞子 ヘア&メーク/遊佐こころ(PEACE MONKEY) モデル/楓(本誌専属) 構成/木村 晶