【知っておくべき妊活のキホン】専門医が教える「卵子」について
いざ子供が欲しいと思ったそのとき、妊娠しづらい体になっていたり、排卵がなくなっていた⋯なんてことがないように。将来妊娠を考える人に知っておいてほしい情報を全力で集めました!
教えてくれたのは…
現役産婦人科医師として婦人科検診を行うかたわら、2020年からYouTubeチャンネル『mama女医ちえこ』を運営。専門性を生かした医学情報や健康情報、性教育にまつわる情報を発信中。チャンネル登録者数13万人超。3児の母。
助産師として、総合病院・産婦人科クリニック勤務を経て大阪に「助産院ばぶばぶ」を開設し、2020年には沖縄に移転。寄り添ってきた親子は5万組以上。YouTubeチャンネル『【12人産んだ】助産師HISAKOの子育てチャンネル』は登録者数43万人超。テレビや雑誌など多方面のメディアでも活躍中。2年前の10月には、第12子を出産。
Q.卵子って新しく作られていくの?
A.女性は一生分の卵子を持って生まれ、新しく作られることはない
「女性が赤ちゃんを産むための準備はお母さんのお腹の中で始まります。卵子のもとが入っている原始卵胞は、妊娠5〜6か月くらいで約700万個まで増加。その後減少していき、生まれる頃には200万個ほどに。排卵や生理の有無にかかわらず、1か月に約1000個ずつ減少します。原始卵胞は、ご自身がお母さんの子宮の中にいる間に一生分作られ、生まれたあとに増えるということはありません。使い切ってしまったらもう卵子を作ることもできなくなります。原始卵胞は、どんなに見た目が若くても、ご自身の年齢と同じだけ老化してしまうので、年齢とともに質も低下していきます。そのため、年齢を重ねるとともに妊娠率が低下し、染色体異常の数も多くなります。」(ママ女医ちえこさん)
イラスト/ERIKO AOTAKE 構成/又吉樹菜 WEB構成/谷 夏帆 ◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。