全問正解できる? 汗・ニオイ対策〇×クイズ
いよいよ本格的な夏がやってきますね。夏といえば気になるのが汗やニオイ。制汗剤を使用するなど、自分なりに対策をしている方も多いのでは?
ですが、もしかしたら自己流対策では正しくできていない可能性も……。そこで今回は、美容皮膚科医の慶田朋子先生監修の「汗・ニオイ対策チェックリスト」を元に、正しいケア方法を学んでいきます!
汗・ニオイ対策チェックテスト
早速10問を出題していきます。〇か×か一緒に考えていきましょう!
【1】制汗剤は汗をかいたときにすぐ使用したほうが良い
A.×
制汗剤は汗の出口である汗腺に蓋をして、汗を出るのを抑えてくれるもの。汗をかいてから制汗剤を使っても、汗で流されて本来の効果は期待できません。濡れたタオルで体をふいたりして体全体の体温を下げて、汗を引かせた後に制汗剤を塗りましょう◎。
【2】夏はシャワーで済ませた方が汗がニオイにくい
A.×
普段から汗をかくことは、臭わない汗をかくために重要。夏も湯船に毎日浸かって、しっかり汗を出しておく方が良いですよ。
【3】汗をかいた後はすぐに乾いたタオルで拭いた方が良い
A.×
人間は汗をかくことで体温を下げています。汗をすぐに拭くと、体温を下げることができず、さらに汗をかく原因に。手っ取り早く汗を引かせるには、太い血管のある首やわきを冷やして体温を下げるのがベスト。そのあとに濡れたタオルやウェットティッシュで汗を拭きとって!
【4】入浴後は冷水で体を流した方が良い
A.×
入浴後に冷水で体を冷やすと、開いた汗腺が閉じてしまい、寝苦しさや寝つきの悪さを感じる恐れがあるので注意しましょう。
【5】汗をかいた衣類は水霧吹きをして干すだけでニオイを抑えられる
A.〇
洗濯が難しい衣類の汗ニオイ対策には水霧吹きがオススメ。水を吹きかけたあとは、干してしっかり風を通すことで、水と一緒に汗のにおいも蒸発してくれます。スチーム式アイロンをかければさらに効果的!
【6】寝るときの汗対策として固い敷き布団で寝る
A.〇
体には体の一部が圧迫されていると、その部分の汗が減り、反対側が増える仕組みがあります。この働きを利用し、敷き布団を硬めにすることで背中側が圧迫され、蒸発しやすいお腹側で多くの汗をかくことが出来ます。結果的に効率よく体温を下げられ、寝汗量も減り、快適に寝ることができます◎。
【7】汗のニオイは肉類やアルコールが影響しているため、ビタミンは関係ない
A.×
脂肪分の多い食事やアルコールを控えることはもちろん大事。ですが脂肪の酸化を防ぐ抗酸化食品を摂取することも、体臭や加齢臭を抑えることに効きます。ビタミン類やポリフェノール類などを含んだバランスの良い食事を心がけて!
【8】足がニオイにくいのはナイロンの靴下
A.×
靴の中の高温多湿は菌の温床であり、角質はニオイ菌のエサ。吸水性や速乾性に優れるコットンやリネンの素材の靴下を選びましょう。また防水性の高いスニーカーより、天然素材の革靴や通気性の高いサンダルのほうが蒸れにくくて◎。
【9】顔の汗をよくこすって拭きとると刺激で汗が出やすくなる
A.×
こすぎすぎると汗が出やすくなるのは間違い。ですが汗を放置すると、肌トラブルやニオイの原因に。また、ゴシゴシこすると炎症を起こす可能性もあるので、ガーゼのハンカチなどで優しく汗を吸い取ってくださいね。汗拭きシートを使う際には、顔用のものを選ぶのがベターです。
【10】汗の臭さは疲労とは関係ないため、疲労回復はニオイ対策にはならない
A.×
疲れがたまり肝機能が低下すると、分解しきれなかったアンモニアなどのニオイ成分が汗に混ざって出てきます。いわゆる疲労臭ですね。肝臓の負担になる飲酒を控えることも大事ですよ!
みなさんは何問正解できていましたか? この機会に汗・ニオイ対策の仕方を見直して、今年の夏を乗り越えましょう! (齋藤有紗)