つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第2回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
「どうして自分がこんなことをしなくちゃいけないんだ」と思ったときに効く言葉
本当に高いプライドは 人を地道にさせる 目線をあげたまま
これは『ちはやふる』11巻で、強豪・北央学園かるた部の顧問が、元キャプテンの須藤を評した言葉です。ドSでプライドの高い須藤は、名人になるべく読手の研究をして、資格まで取得します。名人になるために読手になるというのは、一見すると遠回りなこと。でも須藤のように確固たる意志を持って上を目指す人は、地道な努力も厭わないのです。(私は『ちはやふる』で一番イケメンなのは須藤さんだと思っています。)
よく「プライドは捨てたほうがいい」と言いますが、捨てるべきなのは見栄やつまらない意地のことだと思うんです。まぁどうせ新人の根拠なき自信や、ちんけなプライドなんて即木っ端微塵にされるんですけど……。
だったら、そのプライドをもっと高みへ押し上げて、どんなに地道でも、やり抜いてやるという意志を持って乗り越えていきましょう!
(時吉 茜)