◆ほんもの遊び人・高野さんが教える、横浜おさんぽデートのすすめ【たかのさんぽ 元町・横浜中華街編 第2回】
あなたは「極上の遊び」を、知っていますか?
それは、「お金をかけなければいけないこと」や「自分には縁遠いこと」……そんな風に思ってはいませんか?
でも、そこまでお金をかけなくても、遊びの種も、毎日を楽しく過ごす方法も、たくさんあるのです。
そんな「極上の遊び」のナビゲートをしてくれるのは、東京・築地生まれ、銀座界隈で幼少期を過ごし、東京中、そして日本中の「究極」や「いいもの」「おいしいもの」を知り尽くした「ほんとうの遊び人」で、現在TSIホールディングスなどで顧問をつとめる高野茂さん。
今回は、CanCam it girl 渡辺光沙子さんを、元町・横浜中華街エリアの「極上のさんぽデート」に連れていってくれました。
【第2回】「究極の甘栗」って、食べたことある?食通が激推しする横浜中華街の「聘珍大甘栗」がスゴい
今回は、高野さんが愛してやまない「甘栗」屋さんをご紹介。「もしスタンプカードがあればすぐに全部たまる」ほど、さまざまな人への手土産にも愛用している「究極の甘栗」だそう。
正直、これまでの人生で何度か甘栗を食べたことはあっても、そこまで「究極に美味しい」甘栗には出合ったことがない、という方も多いのではないでしょうか。でも、日本中の美味しいものを知り尽くした高野さんが「究極」という甘栗。いったいどんなお店なのか……気になる! 連れていってください、高野さん!
訪れたのは「聘珍大甘栗」。横浜中華街には甘栗を売っているお店が数多くありますが、こちらは横浜中華街の数ある店舗の中でも「優良推奨店」として認定されています。
選び抜かれた大粒の栗を、職人が時間をかけてじっくり心を込めて焼き上げます。
焼き釜に栗を入れ……。
全体を混ぜたら、じっくりと待ちます。ちなみに、甘栗のこの美しいツヤを出すために水飴を使っているそう。
いい匂い♪
ちなみに高野さん、あまりにもたくさんこの聘珍大甘栗に訪れているので、もはや職人さんと顔なじみなんですって……! さすがです。
ツヤツヤの甘栗は、もちろん店頭で試食することもできます。
甘栗って皮をむくのがちょっと大変なイメージですが、試食用の甘栗にはすぐに食べやすいように割れ目が入れてあり、簡単に食べられます。
\美味しい!!/
粒が大きいのはもちろんですが、栗そのものの甘みが濃い~! これは手土産にしたら喜ばれそう!(ちなみに高野さん、この日もさまざまな人から3袋ものおみやげを頼まれていたそうです……) しかも秋は旬の新栗を使っているので、尚のこと美味しさは格別。
ちょうど訪れた日の5日前くらいから新栗に切り替わったそう。ラッキーでした!
あまりに美味しいので、取材に行ったスタッフたちもみんなおみやげにお買い上げしちゃいました。
ところで、最初に訪れた「中華粥」しかり「甘栗」しかり、高野さんって、もちろん「高くていいもの」も知り尽くしているのは当然として……「わりと安くてすごく美味しいもの」を見つける能力が、すごい……!
高野「高い店がいい、のは、当たり前のことです。
一流ホテルのレストラン、一流ホテルのバー……そこに連れていけばいいと思っている男性もいるでしょうし、そこに連れていってもらえば満足する女性もいるでしょう。でも、それだけじゃ幅が狭すぎる。
たとえば1000円しかなくても楽しめるような、そんな引き出しをたくさん持っていてほしい。でも、知っているものが3つしかなければ、コースを組み立てることはできなくて、「あれ、この人それしか知らないの?」と、ワンパターンな人だと思われてしまいます。
だから、普段からいろんな経験をして、気になるところがあれば自分でちゃんと行ってみること。
食事に行くときでも、自分がきちんと美味しいと思ったことがある店に連れていくのが重要です。そこで「これ、僕は美味しいと思うんだけど、あなたはどう?」と、「美味しい」や「楽しい」の価値観が共有できて、さらに感動があれば、素晴らしいデートになります」
気になったら行ってみる。この「たかのさんぽ」連載が、その入口のひとつになってもらえたら幸いです。
さて、次回は中華街から少し離れ、元町エリアを散策してみましょう。「ふたつのパン屋」編、お楽しみに!
1961年東京・築地生まれ。青山学院大学卒業。女性ファッション誌『JJ』にて、「関東VS関西企画」をはじめとしたヒット企画を生む。アパレル上場会社の東京スタイル取締役・TSIホールディングス取締役を経て、現在はTSIホールディングス顧問。
その人柄と自身の五感・経験に基づいた遊び情報は、モデル・業界人からも厚い信頼を寄せられており、日本各地のおすすめ情報を聞かれること多々。
撮影協力/聘珍大甘栗
神奈川県横浜市中区山下町149 ほか 中華街に計4店舗
045-671-1009
10:00~22:00 無休
構成/後藤香織
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