おしゃれプロのお墨付き♡ 10年先も相棒になる【名品アウター9選】|MaxMaraやTheoryなど

10年大切に着たい「25歳の名品アウター」

たとえ休眠期間があったとしても長く愛せる、そんな「本物」をそろそろ手に入れたい! 一過性のときめきではなく、10年後に素敵に着ている自分も想像できる。そんなタイムレスな名品を、大人気スタイリスト近藤さんがナビゲート! センスのよさに定評がある、おしゃれ賢者4人のリアルな愛用アウターも必見です♪

おしゃれ上級者が選んだ、間違いなしの名品アウター6選

教えてくれたのは…

—スタイリスト・近藤和貴子さん
女性誌やテレビ、広告と幅広く活躍するスタイリスト。カジュアルかつベーシックながらこなれて見せるスタイリングテクは、マネしやすいのにおしゃれ!とファン多数。プライベートでは、2児の母。

① MACKINTOSHのトレンチコート

最近はサラッとはおれるシンプルなデザインも多いですが、エポレットやガンパッチなどのオーセンティックな仕立てってやっぱりカッコいい。背筋がしゃんとして、これぞトレンチ!っていう品格がありますよね。程よいハリ感や光沢のある生地も、どんな人にも合う絶妙なベージュも、キリリと引き締めてくれる黒のバックルも素敵。『このトレンチに見合う女性になりたい』と思わせてくれる、ジュエリーにも似た名品アウターです

Tシャツとデニムでシンプルに仕上げて、王道トレンチの品格を堪能。高い撥水性のあるコットンギャバジンを使用しているから、レインコートとしても活躍!

コート¥217,800(マッキントッシュ 六本木ヒルズ店<マッキントッシュ>)、Tシャツ¥8,800(バロックジャパンリミテッド<トウキョウ ウィークリー ジャーナル>)、パンツ¥20,900(ジャック・オブ・オール・トレーズ<ローラス>)、バッグ¥61,000(エポイ 本店<エポイ>)、ベルト¥24,200(ノーベルバ<ア ヴァケーション>)、手に持ったストール¥53,900(八木通商<ファリエロ サルティ>)、ピアス¥49,500・バングル¥44,000・ブレスレット¥55,000・リング¥39,600(ブランイリス トーキョー<ブランイリス>)

②beautiful peopleのライダースジャケット

20代の頃『ライダースを買うならココ!』と当時の私にしては奮発して購入したのを覚えています。やわらかくしっとりしたレザーは馴染みやすく、着ていくうちに自分だけの味わいが出てくるのが魅力。サイズ展開が豊富なので、カップルやファミリーでも楽しめそう。ハードなアイテムなのにコンパクトなサイズ感やシルエットの美しさでメンズライクになりすぎず、スタイルをよく見せてくれるところも優秀です!

定番でありながらオンリーワン。育てていく楽しみも味わえる、一生もののアウター

コンパクトなシルエットとワントーンですっきりとまとめて、ライダースの強さをマイルドに。茶目っ気バッグで、親しみやすい愛嬌もプラス♡ 

ジャケット¥111,000(ビューティフルピープル 伊勢丹新宿店<ビューティフルピープル>)、Tシャツ¥9,680(ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店<スローン>)、スカート¥31,900(KUMÉ)、バッグ[大]¥79,200・バッグ[小]¥35,200・ストラップ¥35,200(ANTEPRIMA JAPAN<アンテプリマ/ワイヤーバッグ>)、靴¥35,200(銀座ワシントン銀座本店<ワシントン>)、ピアス¥39,600(ヴイエー ヴァンドーム青山 有楽町マルイ店<ヴイエー ヴァンドーム青山>)

③MIESROHEのスエード調ジャケット

ミースロエの服は、一見シンプルなのに着ると抜群に今っぽい! トレンドのさじ加減が上手だから、いつ着ても廃れない洒落感があります。このジャケットも、素材に主張があるぶんステンカラーでスッキリとまとめられていて、洗練された佇まいがさすが! サステナブルな素材を使用するなど、環境に配慮したもの作りも推せるポイントです

リッチな重厚感があるのに軽やか。着心地の良さも名品たる所以♪

ビッグサイズのスエード調ジャケットにロングスカートを合わせた、ずるっと感がキュート♡ 差し色にした赤を腰に巻いたニットの袖でリンクさせて、ツウな色バランスに。

ジャケット¥33,000(ミースロエ ルミネ新宿1店<ミースロエ>)、トップス¥10,890(GBH)、スカート¥33,000(KUMÉ)、腰に巻いたニット¥30,800(ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店<スローン>)、バッグ¥44,000(ヴァジックジャパン<ヴァジック>)、バッグに付けたスカーフ¥22,000(フラッパーズ<マニプリ>)、靴¥28,600(ダイアナ 銀座本店<ダイアナ>)、ピアス[8/25発売]¥33,000(Jouete)、リング¥22,000(ete)

Levi’s®のジージャン

2025SSに登場したリーバイス®最高峰の新ライン、〝Blue Tab™〟のトラッカージャケットは、高品質かつモダンで洗練された着こなしが叶う逸品。濃いめのブルー&ジャストサイズも程よくきちんと感があって、歳を重ねたときにもちゃんと素敵に見える。コートの中に着たり、前を閉じてトップスのように着たりと、着回し力も抜群なんです!

ラフな装いを格上げする、信頼ブランドの“ドレスアップデニム”

デニムで特別な1着を探すなら、頼れる老舗ブランドで♪ Gジャンにシャツを重ねて、こなれたブルーグラデに。ゆるっとしたスエットパンツでコンパクトなアウターにメリハリを加えつつ、小物でトラッド風味をプラスした大人のカジュアルスタイル! 

ジャケット¥44,000(リーバイ・ストラウス ジャパン<リーバイス®ブルータブ™>)、シャツ¥35,200(フィルム<ダブルスタンダードクロージング>)、パンツ¥29,700(エスストア<SEA>)、バッグ¥155,500(エポイ 本店<エポイ>)、靴¥30,800(ジャック・オブ・オール・トレーズ<モリーニ>)、靴下¥2,200(マルコモンド)、ピアス¥38,500・ネックレス¥26,400・リング¥33,000(ノジェス)

⑤Chaosのボアブルゾン

毎年すぐに完売してしまう、カオスの大人気アウター。ともすればほっこりとして見えがちなボアアウターですが、カオスのブルゾンは上質なウール素材で光沢感があり、ラフなのにきれいめスタイルにもマッチしてくれる優れもの。後ろが少し長い前後差シルエットも洒落ていて、大人のカジュアルがサマになるように計算し尽くされています。ボリューミーで暖かいのに軽いから、アウトドアシーンにも頼れる!

スポーティーなのに上質。そのギャップが10年後のカジュアルを支えてくれる

シックなトーンで引き締めて、都会的なスポーティスタイルに。ワイドパンツで力を抜きつつ、アメスリタンクやボルドーパンプスでリッチな色気をプラス。密度が段違いな上質ボアアウターは、保温性があり暖かく、肌触りのよさも病みつきに♡ 

ブルゾン¥96,800(カオス表参道<カオス>)、タンクトップ¥9,900(フィルム<ダブルスタンダードクロージング>)、パンツ¥28,600(カデュネ)、バッグ¥130,900(J&M デヴィッドソン)、靴¥19,250(ダイアナ 銀座本店<ダイアナ>)、ベルト¥10,450(ジャック・オブ・オール・トレーズ<ステータス アングザエティ>)、カチューシャ¥6,050・イヤリング¥15,400(フーブス<IRIS 47>)

⑥Theoryのビッグジャケット

セオリーといえば…仕立ての美しいジャケット! そう断言できるくらい名品ぞろいで私も愛用していますが、中でも昨年から登場したビッグジャケットに注目。ミニマルでクリーンなセオリーだからこそオーバーサイズでもスーツのきちんと感があって、通勤はもちろん、カジュアルに着くずしてもスマートに仕上がるんです。着る人をスタイリッシュで知的に見せてくれる、そんなパワーがある名品ジャケットです

きちんと感とトレンドのバランスが絶妙! 理想の女性像に引き上げるエンパワーな1着

この秋も引き続きトレンドインしているビッグジャケットは、よりスマートに着られるシングルタイプがだんぜん狙い目! 端正なジャケットをドロストパンツとスニーカーで程よくラフに着くずして、こなれたマスキュリンルックに。鮮やかなグリーンのニットを差して、コーデに切れ味と遊び心もトッピング♪ 

ジャケット¥68,200・ニット¥44,000(リンク・セオリー・ジャパン<セオリー>)、パンツ¥22,000(バナナ・リパブリック)、バッグ¥152,900(ピエール アルディ 東京<ピエール アルディ>)、靴¥15,950(アディダス<adidas>)、ピアス¥30,800・ネックレス¥38,500・リング¥26,400(アガット)

10年愛せる♡ おしゃれプロの最愛名品アウター

おしゃれ上手なプロの審美眼に叶った名品アイテムとは!? 四者四様のリアルな溺愛アウターを紹介します!

◼︎Max Maraのテディベアコート

—ánuansディレクター・中村麻美さん
人気アパレルブランド「ánuans」のディレクター。シンプルで上品、かつほのかな色気を感じるスタイルは、同世代女子の憧れの的!

以前から憧れていた名品コートを、昨年友人とパリ旅行に行った際についに購入! 私には大きすぎるかな?と思っていたけど、サイズも豊富で着膨れ感なく着られたので即決でした。軽くて暖かい機能性のよさはもちろん、華やかでこなれた印象に見せてくれる。何より着ているだけで気持ちが高揚するのが、名品たる所以だなと感じます

◼︎CABaNのスタンドカラーコート

—CanCam編集・権藤彩子
きれいめカジュアルと宝塚歌劇をこよなく愛する編集者。お値段が張っても長い目で見るとコスパのいい、名品アイテムに目利き力あり!

トレンドに左右されないミニマルな佇まいながら、サマになるスタンドカラーや上品な落ち感がお気に入り。中にライトダウンやジャケットを着込んでもスッキリと見えるので、長いシーズン着られる&コーデを選ばないところもうれしいポイント! さらにシワにもなりにくく、ズボラな私はもう溺愛♡ 違う色も欲しくなるほどの超名品です!

◼︎CAMPERLABのビッグジャケット

—SNS広告クリエイター・KARENさん
スタイルのあるファッションや暮らしぶりが注目を集め、インスタのフォロワー数は約15万人! 程よくモードなスタイルが魅力。

コンサバすぎない程よく個性のあるジャケットが大好きで集めているのですが、中でもお気に入りがコレ! シンプルなのに無骨な存在感があって、モードにもカジュアルにも馴染む素材が唯一無二。流行に左右されず自分らしいスタイルが表現できて、大切に着ています。私はしっかりした肩のラインが好みなので、あえてメンズサイズを愛用

◼︎ONARのシアリングジャケット

—MARNOディレクター
スタイリスト・丸林広奈さん
フェミニンに着こなす、シンプルモードスタイルに定評がある人気スタイリスト。2022年に自身のブランド「MARNO」をローンチ。

上質なシアリングとやわらかな色合いにひと目ボレして、セレクトショップで購入。当時の私には大きな買い物でしたが、毎シーズン着るのが楽しみで、買ってよかったと思える名品ジャケットです。ゆったりとしつつショート丈ですっきりと着られるフォルムも合わせやすくて、すでに10年ほど愛用してます

未来の自分も、ときめかせる一着を迎えよう♡

流行が移り変わるスピードが早い今だからこそ、“10年後も愛せる一着”を見つけることが、自分らしいおしゃれを育てる第一歩。袖を通すたびに気持ちが上がったり、年を重ねるごとに似合うようになる“相棒”を迎えたら、きっとファッションがもっと自由で楽しくなるはず。今こそ、未来の自分に胸を張れる、そんな名品アウターを手に入れて♡

CanCam10月号「10年大切に着たい「25歳の名品アウター」」より 撮影/堤 智世(ende/人物)、坂田幸一(静物) スタイリスト/近藤和貴子 ヘア&メイク/辻村友貴恵(ende) モデル/楓(本誌専属) 撮影協力/EASE、中野円香 構成/山木晴菜 web構成/近藤舞弥 ◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。