1997年、SKOOPとしてメジャーデビューしてから19年。
Skoop On SomebodyのTAKEさん(Vo)とKO-ICHIROさん(Key&Cho)が、“Billboard Live”で、「Billboard Live 2016 Smooth Sound, Sweet Sound」と題した、Skoop On Somebody初のビルボードライブ公演を東京と大阪にて開催。
2月21日(日)、最終公演となる大阪を大盛況で終了しました。
R&Bやファンク、ソウルなど、ブラックミュージックをルーツに持つ彼らにとって、ビルボードライブは、自身のアマチュア時代、リスペクトする海外アーティストが来日するたびに足しげく通った憧れのステージ。
Skoop On Somebodyは過去にゲスト出演などはしているものの、ここでの単独公演は今回が初。そして最終日当日、Skoop On Somebodyはデビュー19周年を迎え、憧れ続けたステージの上で、20年目のスタートを切りました。
Billboard Live TOKYOとBillboard Live OSAKAにて4日間に渡り、各日2公演ずつ開催されたこのツアーは、1stステージを「Smooth Sound」、2ndステージを「Sweet Sound」とし、異なるセットリストでライブを構成。
今回のライブでは、Gakushiさん(Keyboards&Bass)、シンガーソングライターの磯貝サイモンさん(Guitar&Chorus)、T-SQUAREの坂東慧さん(Drums)という、若手トップミュージシャンも参加。
2ステージのタイトルに込められた、さわやかなメロディに乗せる切なく沁みる歌詞、どこかエロティックで甘い香りが漂ってきそうな彼らの楽曲の数々。彼らの奏でる音楽は心に響き、自然と涙腺も刺激されます……。
TAKEさんは「このステージに立てることが本当に夢でした。そして19周年を迎えることができたのもここに集まってくれた皆さんのおかげ」と語り、公演中に何度も「ありがとう」を繰り返していました。
ライブ中盤、「Billboardのステージならではのことをしたい」と、Billboardチャートを賑わせた洋楽ヒット曲をメドレーも披露。
ジェームス・ブラントの『You’re Beautiful』やマルーン5の『Sunday Morning』、サム・スミスの『Stay with me』やBoyz II Men『I’ll Make Love To You』などを、絶妙な繋ぎで、KO-ICHIROさんがアレンジ。このアレンジスキルもSkoop On Somebodyが持つ魅力のひとつ。
「20周年を目前にして、過去を振り返ることも大事だけど、今は前を向いていきたい。ありったけのポジティブを詰め込んだ」という最新曲『Beautiful Sound』は、爽やかな朝の訪れを感じさせる一曲。
続けて「これもSkoop On Somebodyです」と微笑みながら、1stアルバムに収録された『Nice’n Slow』では、甘い夜を彷彿とさせる雰囲気に一転。ラストのアップナンバーでは、客席は総立ちとなり、演奏の高まりとともに呼応していくTAKEさんのフェイクに、鳴り止まない拍手が贈られました。
また、東京公演のアンコールでは、未発表の新曲も披露するなど、Skoop On Somebodyの前向きさは止まりません。20年目の幕が開け、夜と朝を彩った彼らは、5月から全国ツアーが決定。
バンドスタイルで行われる今回のツアーは、“全席指定公演”ですが、「みなさまを座らせません!」とのこと。これは……いままで以上に熱い夜になりそうな予感しかありません!(さとうのりこ)
■Skoop On Somebody「Live in Performance 2016」
2016年
5月3日(火・祝)・5月4日(水・祝)@東京・日本橋三井ホール
5月13日(金)@名古屋・ダイアモンドホール
5月20日(金)@札幌・Zepp Sapporo
6月5日(日)@福岡・イムズホール
6月12日(日)@大阪・なんばHatch
*チケットに関する詳細は、オフィシャルHPにて
http://www.skoop.jp
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