『Precious』2015年9月号で実施した「美容アンケート」(アンケート票数 500人/読者平均年齢 44.8歳)のもと、大人の審美眼で選び抜かれた“名品コスメ”を大発表。
前回は、たるみ・シミ・シワ・くすみ・毛穴に打ち勝つ「名品スキンケアコスメ」5つをご紹介しましたが、今回は、“ポイントメイクアップ部門”として、アイシャドウと口紅編をお届け。それでは、読者が選んだ「真名品」TOP3と、美容のプロが選んだ「新名品」をご覧いただきましょう。
■アイシャドウの「真名品」
ベージュ~ブラウン系のなじみカラーは相変わらずの人気ながら、いつもと異なるのは、発色のよさや輝き感がより洗練され、流行のエフォートレスな仕上がりということ。いずれもナチュラルな仕上がりの中に、エレガントさも感じられるカラーバリエーションです。
【第1位】シャネル レ キャトル オンブル 204(¥6,900)
特にオレンジの効果が絶大で、凹みが目立ってくるまぶたを、明るくハリを高めて見せ、くすんだ肌でも濁らずに発色。ベージュ配色ながら、華やかさも添えてくれます。
【第2位】パルファン・クリスチャン・ディオール サンク クルール 539(¥7,600)
繊細なパールの輝きこそ、このブランドの真骨頂。ベージュからブラウンへの絶妙なグラデーションの5色は、シーンに応じて使え、抜け感ある仕上がりも人気の理由のひとつ。
【第3位】カネボウ化粧品 ルナソル スキンモデリングアイズ 01(¥5,000)
計算しつくされたベージュ濃淡の配色は、日本人の肌を知り尽くしたブランドだからこそ。配合のゴールドパールが、色を重ねるほど肌色を明るく見せてくれます。まぶたのくすみもクリアに。
■アイシャドウの「新名品」
一見ハードルが高そうな色ですが、実は目元にのせるだけで、くすんだ肌を驚くほど白く明るく見せてくれる、肌映え色の「グレージュ」と「グリーン」。洗練度アップが狙える、新名品6色をご紹介。
◇グレージュ
“ゲラン”の16は、ブラウン系に次いで人気の高いパレット。異なる質感が楽しめ、目元をシャープに引き締めます。“YSL”が濁りのない鮮明な発色が特徴。黒目の印象を際立たせ、小さな目を大きく見せてくれます。腰のないブラシで絶妙な発色の“キッカ”。艶と透明感で、自然な立体顔がつくれます。
イヴ・サンローラン・ボーテ クチュール クルール パレット No.1(¥7,800)
カネボウ化粧品 キッカ ミスティック パウダーアイシャドウ 02(¥5,500)
◇グリーン
2014年のリニューアル時のビジュアル色であり、その年最も売れたのが“シャネル”の232。捨て色なし、メタリックな輝きのシアーな仕上がりに。“ディオール”は、パッと見は難易度が高そうですが、すべて黄み寄りの発色で、肌にのせるとすぐになじみ、くすみも飛ばしてくれます。“ルナソル”は、定番のブラウンを締め色に、残り3色は清潔感を感じさせる透けカラー。
パルファン・クリスチャン・ディオール サンク クルール 456(¥7,600)
カネボウ化粧品 ルナソル テンダークリアアイズ 03(¥5,000)
■口紅の「真名品」
上品で清潔感ある口元を演出する定番のカラー、コーラル~ベージュ系が安定して人気。肌色を選ばず美しい王道のリップスティック3本が並びました。
【第1位】シャネル ルージュ ココ 432(¥3,800)
2015年春にバージョンアップした中で、ブランド内でもいちばん売れたのがこの色。セミマットで、肌なじみもよく知的に見えるローズウッドの色調は、シーンを選ばず活躍します。
【第2位】パルファン・クリスチャン・ディオール ルージュ ディオール 247(¥3,900)
ひび割れしそうなぐらい乾燥した唇も、とろけるような感触でふっくらとした仕上がりに。発色もしっかりしていて、リップスティックならではの上質な艶やかさのベージュカラーです。
【第3位】エスティ ローダー ピュア カラー クリスタル シアー リップスティック 01(¥3,600)
噂の“婚活リップ”が3位にランクイン。顔色がよく見える、好感度を与えると人気の01に、ハッピーなエピソードは数えきれず。透明感と輝きで、縦ジワも目立たず、ぷるんとした仕上がりに。
■口紅の「新名品」
ひと塗りでパッと明るくなるのに派手顔にはならず、絶妙な透け感。「シアーな赤こそ、大人の新定番」と美容のプロが太鼓判を押した口紅がこちら。自分の素の唇がほんのり透ける中、ローズニュアンスのある赤を演出する“キッカ”。“クリニーク”は、クリーミーな質感で主役級の朱色。青みにも黄みにも寄らない“アディクション”001は、肌色のきれいさが際立つ1本です。
クリニーク クリニーク ポップ シアー 03(¥3,200)2月19日発売
アディクション リップスティック シアー 001(¥2,800)
目元も口元も、美容のプロが選んだ「新名品」は、パッと見難しそうな色ではありますが、使ってみたら意外なほど肌なじみがいい。しかも、肌色のトーンアップにも一役買ってくれます。さらなるアップデートのために、こんな旬カラーを、この春、新調してみては?(さとうのりこ)
『Precious』2016年2月号(小学館)
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