俳優の岸谷五朗さんの呼びかけで、1993年、代々木体育館からスタートした、エイズ啓発チャリティイベントAct Against AIDS 2015(アクト・アゲインスト・エイズ)「ザ・バラエティ」(以下、AAA)。毎年12月1日の「世界エイズデー」に、ミュージシャン・俳優・お笑いのジャンルを越えた豪華キャストが一同に集まり、ステージからエイズへの関心喚起を訴える、一夜限りのエンターテインメントショーを開催。
23年目の今年は“ちょこっとリニューアル”。AAAコンサートが、89組を超えるアーティストのみなさん参加で、全国9都市12会場にて行われます。
そのスタートとなる12月1日(火)、東京・日本武道館に「武道館の中心であれもこれも叫ぶ!!」という趣旨のもと、バラエティに富んだ内容で、出演アーティスト24組36名(バンドメンバー含む)が、会場に集まった9,000人を楽しませました。
ポルノグラフィティから始まり、岸谷香さんと高嶋ちさ子さんのセッション、サンプラザ中野くん×小峠英二さんの坊坊主と続き、吉高由里子さん&ハリセンボンの近藤春菜さん&森カンナさんの3人による、Perfumeのコピー“バキューム”のスペシャルステージも。
森さん=森カン、吉高さん= ゆりちゃん、近藤さん=はっちの“バキューム”。前日も、近藤春菜さんの自宅で、深夜2時まで部屋のカーテン全開で練習していたという3人。パフォーマンス後のMCも、広島弁で観客とコミュニケーションをとり、会場に笑いが。
トップバッターを飾ったポルノグラフィティのふたり。会場を一気に熱くしてくれた彼らが、武道館の中心で叫んでいきたいことは「紅白」のこと。今年出場がないことを、「親戚が気を遣ってそのことに一切触れず、労いのミカンがどっさり届いた」という話も。
ミュージシャンとして、そして男のコのママ友として、普段から親交のある岸谷さんと高嶋さん。ピアノ&ヴァイオリンでアレンジされた『世界でいちばん熱い夏』と『M』の名曲が、武道館に響き渡り、会場にいる人も静かに聴き入っていました。