デリケートゾーンの悩みの中でも、この季節特に多くなるのが……「ムレ」や「かゆみ」。専門医によると、最近は1日診察していれば10人、1時間で数名がその悩みで訪れるそう。
下着をきちんと身につける現代だからこそ、「守りすぎ」だったり、「つけっぱなし」だったりといった問題で簡単にトラブルは起こりがちなんです。
『美的』9月号では、そんなデリケートゾーンの「ムレ」「かゆみ」について専門医が解説。原因について正しく学び、不潔にしないようケアを心がけましょう!
★SOS!人には聞けないデリケートゾーンのお悩み【出ない・出すぎる編】
◆ストッキング・ガードル・レギンス……化繊を身につけない時間を!
「化繊(ナイロン)系は本当にムレるし、補正下着はさらに黒ずみの原因に。日中は仕方ないかもしれませんが、せめて夜や休日は解放してあげてください。ゴムやナイロンをやめて、綿と麻の日を作るとか、夏はふんどしもいいかもしれません」(アヴェニューウィメンズクリニック院長 福山千代子先生)
◆昔は着物&腰巻きでムレもかゆみもなかった? パンツのない時代には無縁!
「当時はムレなんてなかったでしょうね。“かゆい”は今、1日診察していれば10人は来ます」(福山先生)
「“ムレとかゆみ”が1時間に数人! 婦人科が繁盛する時代ともいえますね(笑)」(白金高輪海老根ウィメンズクリニック院長 海老根真由美先生)
◆高級な下着を汚したくない→おりものシート→かぶれるの悪循環
「おりものの酸がつくと下着は変色するでしょ? 高級なパンツが変色するのが嫌で、おりものシートを長時間つけて、ムレとかかぶれとかかゆみが出る。変色したら容易に捨てられる、安い綿パンツのほうがいいと思うのですが……」(海老根先生)
大事なところをきちんと守りたいのはわかるけれど、守るからにはきちんと細やかなケアが必要。覆っておけば大丈夫、なんてそんなことはありません。
守るつもりが逆効果! なんてことにならないよう、今の季節は特に充分気をつけましょう。(鈴木 梢)
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