美容で気になるあのワード。なんとなく覚えているフリをしてきて、「ブランドによって呼び方が違う?」ぐらいにしか思っていなかった人もいるのでは?
同じようで実は違ってた! なんてことも。もちろんそれぞれの違いにも、しっかりとした定義があるんです。
『美的』6月号のBook in Book「美容用語の基礎知識」から、よく耳にする“スキンケア”ワードで、いまさら聞けないものをピックアップしてみました。
■Q:保湿系スキンケアによくある「保湿成分」と「エモリエント成分」の違いは?
A:皮膚に潤いを与えるものと、皮膚の水分を逃がさないものとで、機能が異なります
●保湿成分……肌表面に水分を補うことで、乾燥から守る吸湿性の高い水溶性成分。グリセリンなどの“保湿剤”により、潤いをキープさせるものをいいます。
●エモリエント成分……肌の表面(角層)の水分蒸散を抑えるために、水分を通しにくい油分などで肌表面に膜をつくって潤いを保ち、皮膚を柔らかくするものをいいます。
以上のことをまとめると、「保湿成分」によって肌に与えられた水分を、親油性の「エモリエント成分」が皮脂膜のように保護することで、肌の潤い力を高めることができます。