10月8日は「皆既月食」! 丸い月が突然欠け始め、赤銅色に輝く姿を見せたと思ったら、あっというまにもとの丸い姿へ戻っていく……。そんなロマンあふれる現象の、タイムスケジュールや美しい撮影方法をご紹介します♪
【10月8日の月食スケジュール】
日本では、東~南東の空で、だいたい18時14分~21時35分にかけて月食を見ることができます。(東京の空)
18時15分頃:部分食が始まり、月が欠け始める
18時50分頃:ほぼ半分欠ける
19時25分頃:皆既月食が始まり、月が淡く赤銅色に光り始める
19時55分頃:皆既月食の最大
20時25分頃:皆既月食が終わり、月が姿を現しはじめる
特に19時20分~30分頃は、月がどんどん細くなっていき、淡く赤銅色に光る姿を観察できる絶好の時間。お仕事中の方も少々手を止めて外を眺めてみると、いい気分転換になるかもしれません♪
【カメラの設定の目安】
デジタル一眼レフカメラを持っている方は、せっかくなので撮影にチャレンジしてみましょう! 設定をきちんとすると、月の模様までお手持ちのカメラでキレイに撮れちゃいます。
【1】カメラは固定!
暗いと手ブレが起こりやすいので、カメラはしっかり固定。三脚を持っている方は三脚を使用し、ない場合は脇をしっかりしめて撮りましょう。
【2】設定はタイミングによって変わる
月の撮影はシャッタースピード1/4以上を目安にしましょう。それ以下になるとブレやすくなるので、ISO感度を高くしたり、f値を明るく設定します。欠け具合によって適正なシャッタースピードが異なります。
下図は、ISO400の場合の、焦点距離に関わらず、夜空の中で白飛びせず月がくっきりと写る設定一覧です。満月と皆既中ではかなり設定が異なってくるのでご注意を。
美しい写真を撮ってみたり、ただ眺めながらぼんやり過ごしてみたり……天文現象ってどうしてこんなにワクワクしてしまうんでしょう。オツな秋の月夜を楽しんでみてくださいね♪(後藤香織)
【参照】
国立天文台ホームページ http://www.nao.ac.jp/
カメラのキタムラ「月の写真を撮ってみよう」
http://shop.kitamura.jp/special/sale-fair/general/summerhomework/moon/
カメラのキタムラ「皆既月食を観測・撮影しよう」
http://shop.kitamura.jp/special/sale-fair/camera/astronomical/
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