無印良品のピローは最強!旅のプロおすすめ旅グッズBEST3【トラベルフォトグラファー編】

旅のプロおすすめ旅グッズBEST3【トラベルフォトグラファー編】


「旅行の持ち物」って、いつもどんなものを持っていくか悩みますよね。
日本ならたいていどこで何でも揃うけど、海外などだとなかなか難しいことも多い。かといって荷物が多くなりすぎても重いから、厳選した旅グッズを持っていきたい……。

というわけで今回は「旅のプロ」に、「ガチで愛用している旅グッズ」を調査しました。

お話をうかがったのは、普段は会社員として働きながら、年に6回程度、世界各地に旅に出て美しい風景写真を撮り続けてきたトラベルフォトグラファーのKYON.Jさん。その作品はNATIONAL GEOGRAPHICやBBCなどでも紹介され、去年11月に日経ナショナルジオグラフィック社から写真集「GRACE OF LIGHT」を発売され、今年8月には個展も予定されています。

KYON.J様撮影写真

そんな「旅のプロ」は、いったい旅にどのようなものを持っていくのでしょうか? 早速見ていきましょう。

 

Q.旅に出るときの服装の定番といえばなんですか?


基本的に「写真撮影」を第一に考えているので、動きやすいものしか持っていきません。防水・防風・防寒系のゴアテックスProは絶対に必需品。そして通気性の良い&防寒インナー上下を2セット。靴は防水のハイキングシューズか、極寒対策の雪靴(防水と厚底)のどちらかで行きます。
ホテル滞在の際は快適さ重視のため、マイスリッパも持参。

 

Q.旅に出るときのバッグの定番といえばなんですか?


RIMOWAの86Lのスーツケースひとつ、カメラリュックひとつ、パスポートと携帯品を入れておく小さいポーチひとつ。

スーツケースは「BY RIMOWA別注 SALSA 86L 2015」を愛用しています。インナー(中の柄)が、航空地図をモチーフにしたもので、とても気に入っています。

Q.「これはものすごく使える!」と思う旅グッズBEST3を挙げるなら何ですか?


トラベルオススメグッズBEST3

・蒸気アイマスク

飛行機の中と寝る前に使うと安眠できます。

・無印良品の旅用ピロー

ピローとして使うだけでなく、腰や肩の後ろに使っても気持ちよく支えてくれるので、長時間の飛行機や車には欠かせません。

・赤ちゃん用おしりふき

これはかなり万能グッズです。
海外のトイレはウォシュレットタイプではないのと、雪山や田舎など、美しい写真が撮れる場所に行けば行くほど衛生面が整っているとは言いづらい環境になることがあります。そんなとき、衛生面でも使い心地でも、日本製の赤ちゃん用おしりふきを持っていると安心です。
ノンアルコールで厚手なので、テント泊の際には全身を拭いてシャワー代わりにもなりますし、地元の果物を食べる際に洗うところがない場合、純水たっぷりのタイプでキレイにして食べることもあります。

 

Q.その他旅に出るときに欠かせない持ち物はなんですか?


虫除けグッズ、日焼け止めクリーム、サングラス(雪原・雪山の光反射対策です)、携帯充電器、防寒帽子&手袋、ミニスピーカー、ヘッドフォン、うまい棒でしょうか。
そこに暑い地域だとビーサンと帽子を、寒い地域だとカイロと首巻きを足します。

虫除けグッズは、日本のものだと海外の野生の蚊に効かないことがあるので、ニュージーランドで買った先端にボールがあるタイプでぐるぐる塗るものを愛用しています。これはかなり最強。
うまい棒は単純に好きなので、飛行機の中や登山中に食べるために5本程度持っていきます(笑)。

 

Q.旅を楽しむ上で心がけていることはありますか?


1.私はWi-Fiは借りません。仕事などは忘れましょう。

2.必ず地元の人と地元の料理を一緒に食べるようにして、文化やその土地の味覚を覚えます。
たいていは現地のコーディネートさんやドライバーさんのお友達も誘って、みんなで一緒に屋台や路面レストランでリーズナブルな地元料理をいただきます。
去年ロシアのバイカル湖に行ったときに食べた、かなり魚臭い刺身のようなものに玉ねぎを加えて食べる料理は……だいぶ私の味覚とかけ離れていて忘れられませんが(笑)、でも、どれもいい経験になっています。

3.写真については、常に「できることは全部した、あとは天気に任せる」という状態にしておくと、後悔も悔しさもありません。

 

Q.旅先で美しい写真を撮るため、具体的にどんなことをしていますか?


まず、「行きたい場所」の「一番美しいシーズン」を調べ尽くし、さらに「一番光がいいタイミング(朝日と夕陽)」を狙います。朝日と夕陽の柔らかい光が被写体に差し込む瞬間にシャッターを切ることがほとんどです。

撮影したいイメージをあらかじめ少し固めておき、事前にロケハンして朝日と夕陽の角度は計算しておきます。そして朝日と夕陽の時間の1時間半前には撮影地に到着します。
それでも天気によってはなかなか理想通りの写真を撮ることが難しいこともあるので、天気は必ず毎日チェックしますが、周辺の撮影スポットを昼間(私にとって撮影しない時間帯です)に調査し、撮れそうなプランBとプランCも用意しておきます。

旅先のカメラは「軽さ、コンパクトさ、解像度の高いフルサイズ、操作しやすさ」を兼ね備えたものを選び、最近は主にソニーα7シリーズ(7R2と7R3)を愛用しています。

 

 

持ち物も撮影も、やるべき事前準備は先に済ませておく、まさに「人事を尽くして天命を待つ」KYON.Jさん。美しい写真が撮れるのも納得です。
「これから海外に行く予定がある」「旅先で美しい写真を撮ってみたい」という方、是非参考にしてみてくださいね!(後藤香織)

 

▼INFORMATION
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ソニーのミラーレス一眼「α」で世界の絶景を撮影するトラベルフォトグラファーKYON.J氏のアイスランド撮影に密着した
ドキュメンタリー動画「αとの出会いで人生が変わったトラベルフォトグラファー」を公開

α Universe URL:
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/videos/
https://www.sony.jp/ichigan/a-universe/news/324/
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【個展】
GRACE OF LIGHT|KYON.J 作品展
期間:2019年8月9日(金)~8月22日(木)(会期無休)
開館時間:11:00~19:00
住所:東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6階 Sony Imaging Gallery
(東京メトロ銀座駅A4出口直結)
入場無料

 

 

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