2019年1月期の「月9ドラマ」(フジテレビ系)の舞台は、科学捜査研究所(科捜研)。主演は関ジャニ∞の錦戸亮さんで、タイトルは『トレース〜科捜研の男〜』。放送スタート(1月7日初回90分スペシャル午後9時〜10時24分)の直前、制作発表会見が開かれました。
「これまででいちばんクールな役」(錦戸さん)
原作は大ヒットコミック『トレース~科捜研法医研究員の追想~』。錦戸さん演じる科捜研法医研究員・真野が、「鑑定結果こそ真実だ」という信念のもと、数々の難事件の鑑定を行う。錦戸さんは、「これまでやってきたどの役よりも、いちばんクールで冷静。最初は恥ずかしかったけど、最近は慣れてきました。でも、カタカナや専門用語が多くて…」と、科捜研ならではの大変さもポロリ。「なんやろ? と思ったら調べて、覚えて、豆知識が増えてます」とのこと。
そんな錦戸さんのことを、科捜研の新人法医研究員役の新木優子さんは、「錦戸さんは寡黙なイメージだったけど、やがてふだんの関西弁が出てきて、気さくな方です。大阪のお兄ちゃんみたいな感じ。そして、(共演の)船越さんは、思っていた以上にお茶目! ちょっと上着を置くお芝居だけでも、ちょっとしたアクションにも、お茶目さが出ているんです。ぜひ、注目してください!」
科捜研の「女」じゃなくて「男」?
アゴが外れるほど驚きました。(船越さん)
このドラマが、テレビ朝日の人気ドラマ『科捜研の女』を意識して「科捜研の男」と副題がついているのも、ちょっとしたユーモア。
錦戸さんは、「『8時だJ』の収録でテレ朝に行ったとき、『科捜研やるんだって?』って言われて、『すいません…』って思いました(笑)。フジテレビの人たちは、僕がこんな思いしてることを知らないと思いますけど(笑)」と苦笑い。
船越さんは、「タイトルを聞いて、アゴが外れるほど驚きました(笑)。いろんな方から『船越さんは内藤剛志さんを演じるんですか?』って言われました」と笑いながらも、「『科捜研の女』は素晴らしい作品ですし、それを汚さないように、襟を正すのには役立っています」。
この作品は、平成のうちに最終回を迎える最後の月9。船越さんは「僕も50代最後の年。熱血漢の刑事をやるのは、もしかしたらこれが最後かもしれません」と語り、錦戸さんは「僕らの世代はドラマと言ったら木村(拓哉)くんがやってた『ロンバケ』(ロングバケーション)で、やっぱり月9を思い浮かべます。次の元号になっても、誰かにとってのロンバケになればいいな」とメッセージを送りました。
この会見では、錦戸さん演じる真野が使うゴム手袋をはめた「手の像」がお披露目に。実際に錦戸さんの手を石膏で固めて作ったもので、会場ではメイキング映像も流れ、「毛穴まである!」とリアルさに見入りながらも、「めっちゃ恥ずかしい」と照れた様子。この像は、ダイバーシティ東京で展示されることが決定! 間近でじっくり見ちゃおう!
●ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』毎週月曜午後9時から。初回90分スペシャル1月7日午後9時〜10時24分。主題歌は関ジャニ∞『crystal』(2019年3月6日リリース)に決定!
(C)フジテレビ
錦戸亮演じる真野礼二は、ある陰惨な過去をもつ影のある科捜研法医研究員。官邸結果から得られる客観的な真実のみを信じ、刑事であろうと容赦なく反論、闇に葬り去られようとしている真実の欠片(かけら)を見つけ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。
(C)フジテレビ
第一話(2019年1月7日放送)では、錦戸亮演じる真野と警視庁捜査一課の刑事・虎丸良平(船越英一郎)との衝突が早速始まる。真野から、切断された左手の鑑定結果を聞いた虎丸は、即座に多摩川の捜査を刑事たちに命じる。その捜査方法に口を出す真野。科捜研の新人・沢口ノンナ(新木優子)、科捜研の法医課長・海塚律子(小雪)らが加わり、どんな真実が導かれるのか。