9月2日(金)~26日(水)まで新橋演舞場で公演されている舞台『オセロー』の初日舞台終了後の会見に、襲名後初の翻訳劇出演となる主演の中村芝翫さん、壇れいさん、神山智洋さん(ジャニーズWEST)、前田亜季さんの4名が登場。演劇界でも屈指の人気作である『オセロー』に挑む心境を語りました。
神山さんのコメントは以下の通り。
シェイクスピアの作品を演じさせていただくのは初めて。台詞がものすごい量だということもありますが、それ以上に、台詞を覚えてもそれが自分の体を通してきちんとイアーゴー(神山演じるオセローを陥れようとする部下)として舞台の上で現れてくるか。悩んで元気が出ない時期も正直ありましたが、共演者やスタッフの皆さんに支えられてここまで来られました。1か月しっかり走り抜けて、見てくださった皆さんに”こいつ嫌い!”と思ってもらえるような、でもどこか人間味も感じてもらえるようなイアーゴーを出せたらと思っています。
「役者にとって言い訳ができない」と芝翫が語ったように、キャストだけでなく関わるスタッフも豪華。演出は蜷川幸雄の助手を長年勤めその血を受け継ぐ井上尊晶が、舞台音楽は松任谷正隆が手がける。初演から400年以上経った今も上演が途絶えず、見る人の心を揺さぶり続けるシェイクスピアの『オセロー』。9月26日(水)まで、新橋演舞場にて上演中です!