1月14日スタートの日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-SEASONII』(TBS系・毎週日曜21時 ※初回は25分拡大)の完成披露試写会&舞台挨拶が1月7日に都内で開催され、主演を務める嵐の松本潤さん、香川照之さん、木村文乃さん、片桐仁さん、マギーさん、馬場園梓さん、岸部一徳さんが登壇しました。
同ドラマは、個性的な刑事専門弁護士たちがぶつかり合いながらも、逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいく新感覚の痛快リーガル・エンターテインメントドラマ。2016年4月期にSEASONIが放送され、全話平均視聴率17.2%(※ビデオリサーチ調べ・関東地区)と大きな反響を呼び、TBS日曜劇場枠では6年ぶり、2回目となる異例のシーズン化が実現しました。
前シーズンに引き続き、主人公の深山(みやま)を演じる松本さんは、あいさつ一言目にまさかの「みやた」と噛んでしまい、苦笑い。そのあと、「深山大翔を演じます、松本潤です」と仕切り直し、「セカンドシーズンをこんなに早いタイミングで迎えらることを、すごくうれしく思っています。新しいキャストが加わり、またこのチームで作品をつくれることに喜びを感じています」とニッコリ。
また、シーズン2ということで、「本当に帰ってきた感じで安心します。和気あいあいもしてるし、すごく刺激もある現場。昨年、8月に撮影が始まった際に、決起集会をやろうってみんなにお声かけしたら、皆さんが集まってくださりました」と明かします。
今回、8月に撮影を開始するも約3ヵ月くらい期間が空き、今年に入って撮影が再スタート。ブランクを不安に思った松本さんの提案で、お正月には役者陣だけで本読みもしたそうで、松本さんは「皆さん休日返上で集まってくださって。こういうのもすごくこのチームのいいところが現れてるのかな」としみじみ。
この件に関して、マギーさんは「正月に潤くんから“集まるよ”メールが入りまして」と明かし、香川さんも「年末の忘年会の時にやるよって言われて、冗談だと思ってましたけどね(笑)。役者だけでやるのは、僕は30年俳優をやってますけど初めてですよ」と驚いたそう。
今シーズンから参加する木村さんも、この本読みについて「これが噂に聞いていたチーム感かと思いました。その熱量はこのドラマならでは。私は初めましてになりますが、来て来て待ってるよみたいな空気で皆さんいてくださるので、そういうところも本当に入りやすかったですし、すごく楽しくて有意義な時間でした」と振り返ります。
前シーズンでは、深山のダジャレやキャスト陣のテンポの良いやり取りが注目を集めていましたが、香川さんは「本セリフをリハーサルしてると思いきや、周りのガヤをどうするのかっていうことを本気で決めるんですよ。いわゆるアドリブなんですけど、そのバランスをどうするのかっていうところを含めて、すごく真剣にやっていて。そこは松本さんがセンスもあるし、全く妥協しないで追及していくので、それについていくのが楽しかったし、シーズン2はそれを集まってまでやっています(笑)」と、今回もかなり力を入れてるそう。
岸部さんは、「僕はアドリブに参加しないですいし、参加したいとは思わないんですけど(笑)」と明かすも、「見てるとすごいなと思う。これ練習したからできるもんじゃないでしょ? メンバーの息やセンスが合ってます」とチームワークの良さを称賛していました。
また、共演者の関係性は良いらしく、馬場園さんからは「本当に皆さん優しい。香川さんにお話をお伺いした時に、『芸能界の中で一番仲のいい人は誰ですか?』って聞いたら、『潤くんかな』っておしゃったんです」とのタレコミが。
それを受けて、香川さんが「シーズン1から2の間にどれだけ会ったのかっていう(笑)」と明かすと、松本さんは「そうですね。共通の友人がいるっていうのもあるんですけど、2ヵ月に1回くらいはみんなでごはん食べてましたよね」と告白。
それを受け、ニヤニヤしたマギーさんから「現場ではいつもイチャイチャしてますからね(笑)」と突っ込まれると、松本さんは「芝居の話ですよ!」と慌てて弁明し、「次のシーンどうしますかって。深山と佐田先生(香川)はもともと敵対してるんですけど、どんどん別に行こうとするとすればするほど近付いていっちゃうっていう感じを表現できたらと思って、そういう方法を探ってます」とニヤリ。
すかさず片桐さんから「ダジャレなところは、2人のイチャイチャがMAXですよね」と追い込みをかけられると、香川さんが「松本さんはダジャレに関しては、妥協しない! 音を撮って、オーバーじゃなんですが、50回から100回くらい、ずっと入れては聞き、入れては聞きを繰り返して。ほんとすごいですよ! 本セリフの練習は一切なく、おやじギャグのところだけをすごい精密に作り上げてますよね(笑)。今回はほんと妥協を許しませんね」と松本さんのストイックぶりについて言及。
それを受けて松本さんも「現状3話まで撮ってますが、1、2、3とステップアップしています。今後どうするかなっていうくらい、大変なことになってます」と胸を張っていました。
シーズン2では、“弁護士”と“検察官”の攻防という世界観のみに留まらず、新たに「裁判官」の視点を加えることによって、より見応えのある日本の司法の世界を表現していくとのとですが、松本さんは最後に「ギャグだけではなく、日本の司法の現状にこういう見方もあるんじゃないかという、しっかりとしたテーマを押し出していきたいなと思っていますし、またそれが見てる人に伝わったらいいですね」とアピール。
そして、「前作を超えるようにみんなで作ってます。ぜひよろしくおねぎゃいします」と最後の最後に噛んでしまい、ハニカミながら「噛んではじまり、噛んで終わる、これが今日の私です(笑)」と締めていました(笑)。
ちなみに会見では、ドラマ主題歌が2月21日に発売される嵐の新曲『Find The Answer』に決まったことも明らかに。1月14日放送の第1話で初めてオンエアされるとのことなので、こちらも楽しみですね♪