日本でも今、サウナや岩盤浴が大人気。私・ライターAmiもまた岩盤浴と温泉が大好きで、国内旅行では温泉を目的に旅先を選ぶのも常。
そんな、スパ好きな筆者が、先月訪れた1週間のトルコ旅行の中でも特に期待していたのが「トルコ式スパ・ハマム」を体験したこと! ハマムは、日本ではまだそれほどメジャーではないですよね。実は、ハマムはスパとは言いながらも、お湯に浸かることはないのですが…全身くまなく綺麗になる満足感と気持ちよさに、虜になります♡
今回は、そんなトルコ式スパ・ハマムって実際どんな感じなの? という疑問にお答えして、流れや特徴を詳しくご紹介します!
Contents
トルコ式スパ・ハマムってなに?
ハマムとは、トルコを含めた中東地域で古くから伝わる、伝統的なスパのこと。でも、日本でイメージするような風呂や温泉はありません。蒸気100%、温度50℃の空間で垢すりや洗体などの施術をしてもらうのが一般的だそうで、むしろ、「蒸し風呂」の方が言葉としては近いように思います。
今回訪れたのは、トルコのコンヤと呼ばれる街にある、300年の歴史をもつ伝統的なハマム。特にイスタンブールなどの観光地では、ラグジュアリーなサービスも付いた、観光客向けの高級ハマムもあるようですが、今回行ったのはローカル向けのハマムです! 外観からもその建物の古さ、そしてローカル感が伝わるはず。
ラグジュアリーなハマムには、こんな場所もあるそう。今回行ったところとは全然違います↓

ハマムの流れ
続いて、実際にハマムではどのような流れで施術してもらうのかをご紹介します! 全体の流れはざっとこんな感じでした。
①個室に案内され、水着に着替える
②10分〜20分ほど体にお湯をかけ、温まる
③垢すり
④スチームサウナに入る
⑤泡で体を洗われる
⑥マッサージ
⑦髪や体を自分で洗う
それでは、流れを一つ一つご紹介します。
①個室に案内され、水着に着替える
ハマムに到着すると広がっていたのは、なんだか昭和の日本の家のような雰囲気漂うロビー。花柄のテーブルカバー、おばあちゃんちにあった気がする…! なんだかとても落ち着く空気感です。壁側に何個かある個室のうちのひとつに案内され入ってみると、病院のベッドのようなベッドが一つ。
ここで持って来た水着に着替え、ペシテマル(ハマム用タオル)を上から巻きます。調べてみると、最初から全裸で良いハマムもあるそうですが、今回訪れたところは水着が必要でした!
②10分〜20分ほど体にお湯をかけ、温まる
ロビーから、施術していただく大理石の部屋へ移動。写真奥のような大理石の洗面器「クルナ」の方へ行き、お湯をため、小さな風呂桶でひたすら10分以上、水着の上から体を温めます。その後垢すりから入るということもあり、しっかりと皮膚を柔らかくしておく必要があります!
体も洗わず、湯に浸かるわけでもなく、ひたすら無心で体にお湯をかけるのは初めての体験で面白かったです。
③垢すり
セラピストの方は、現地のフレンドリーなおばちゃん。「こっち(大理石の台の方)来て服脱いで!」と呼ばれた筆者はドギマギしながら服を脱ぎ、大理石に横になると、突然激しく体のいたるところを垢すり用タオルで磨かれ始めました。
日本でも垢すりをしたことがなかったので、「めちゃくちゃ力強いけど大丈夫かな!?」とビクビクしながら施術されるも、徐々に「これ、いいかも…」とゴシゴシ体を擦られる気持ちよさに気づいていきます。そんなときふと自分の体に目をやると、もう…ものすごくたくさんの垢がついていることに衝撃! 毎日ちゃんとお風呂入ってるのに…! と軽くショック。清潔さの概念について考えさせられます。予想の5倍は溜まってました。最後は顔まで垢すりされ(肌的には良くないかもですが気持ちよかったのでOK)、お湯で流されたら垢すりは終了です。
ちなみに、この大理石の台は見た目はじんわりと温かい温度で、見た目はもちろん固いのですがホッとリラックスできました!
④スチームサウナ
今回は友人と二人で来ていたので、友人が垢すりをしてもらっている間に、隣のスチームサウナ室です。こちらは写真が撮れなかったのですが、イメージ画像はこんな感じ(本当に視界コレ)↓

とにかくスチームで部屋中真っ白。ただ、私の記憶の限りでは一般的なサウナ室のようにベンチ(大理石)があったはず。そこにタオルを敷いて横になるなどして温まります。体はもちろん保湿されるし、体に入ってくる空気がめちゃくちゃ湿度高いので、体全てが保湿される感覚で超気持ちよかったです。
⑤泡で体を洗われる
再び大理石の台の上に寝転がったら、モコモコ柔らかい泡で体を洗ってもらう時間。初めて大理石の上に寝転んだ時は、なんだかソワソワしましたが、二度目の今はフルリラックス。石鹸水が染み込んだ大きな布の袋にたっぷりと空気を含ませて、ぶわっと絞るようにして泡を作るのですが、肌に触れると、それがもうふわっふわで気持ちがいい!

↑本当にこんな感じ(イメージ画像)
泡に全身が包まれる感覚は初めてでしたが、温かくて柔らかくて、今にも眠ってしまいそうな心地よさ。マッサージされているわけではないのに、体が芯からほぐれていくよう。
ゴシゴシ擦られた垢すりのあとの泡体験は極上です! 泡に包まれるためだけに行ってみてほしいくらい。
今回訪れたハマムはヤギミルクのソープを使っていたそうで、優しい匂いもあいまって幸せ空間でした♡
⑥マッサージ
泡に癒されたあとはマッサージ。大理石の台に寝転んだまま、今度は全身を揉みほぐしてくれます。溶けていきそうな気持ちよさを体感していたとき、急に背中の凝りをグリッと押され衝撃が走りました。
デスクワークの蓄積と、2週間の旅行で酷使した全身の凝りはなかなかのもの。結構遠慮なくマッサージしてくれるので、「ウゥ…」と情けない声を大理石の部屋に響かせました。スタッフの方曰く、私の背中は超ゴリゴリなよう。でも、指の先までマッサージしてくれたので、終わった後はこれぞ体に羽が生えたような感覚。とっても体が軽くなりました…!
⑦髪や体を自分で洗う
こつしてマッサージまでやってもらい、全ての施術が終わったら、あとは髪を洗うだけ。気になる場合は体をもう一度洗っても◎ あまりに施術が気持ちよかったので眠くなり、モタモタと髪を洗っていると突然友人を施術していたセラピストの方が私の近くに来て、なんと髪を洗ってくれました。えっ…! 料金に含まれてないのに…!?
思い切りのいいセラピストさんなので、頭もガシガシ洗ってくれたのですが、人に頭を洗われるって気持ちいいですね。セラピストさんもハキハキしたおばちゃんだったので、なんだか自分が子どもに戻ったかのような経験でした!(笑)
全て終わった後、髪をぐるぐる巻きにするところまでやってもらい、ロビーに戻って自分で髪を乾かしました。あとは、リラックスできるまでロビーで休んでいてOK。セラピストの方は担当してくださった方以外にもう一人いたのですが、家族の話をしてくれたり、建物のことを詳しく説明してくれたり、ローカルなトルコ人との交流を深められて楽しい時間になりました♡
体験してみた感想
とにかく全身隅々までリラックスできた、これに尽きます!
垢すりではゴシゴシと体に蓄積していた汚れを取ってもらい、次のスチームサウナと泡洗体でやさしく体を癒され、またゴリゴリマッサージをしてもらう、この緩急がとても心地よかったです。今回私が訪れたのは旅行から2週間が経過し、睡眠不足や疲労が蓄積したタイミング。海外は基本シャワーなので、体を芯からほぐせる場ってなかなかない。だからこそ、「そう、今これを求めていたんだよ…!」と感動しました。ぜひトルコ旅の中間や終わりのタイミングで訪れてみてほしいです。
今回はローカルなお店に来たということもあって、超丁重なサービスを受けるというよりかは、おばあちゃんの家に来て甘やかしてもらったような感じ。フレンドリーで遠慮がないけど、とても良くしてもらったなあ…と幸福感でいっぱいです。トルコ人の女性は全体的にそういう傾向がある気がするのですが、これもどう? あれもどう? とグイグイサービスしてくれるので、パーソナルスペースを大事にしたいという方は、ラグジュアリーな観光客向けのお店の方が、客とスタッフの距離感を保ってサービスしてくれて良いかもしれません。個人的にはそんな人の良さを感じられるローカルなハマム、また行きたいくらい大満足です♡
今回は、超リアルなトルコのローカルハマムの体験談をご紹介しました! お湯に一回も使ってないのに、体の芯からほぐれ、温ま流ことができたハマム体験。このローカルなハマムは筆者の1週間のトルコ旅でもトップレベルで良い思い出になったので、ちょっと気になる…! という方はぜひ試してみてください。細かなサービス内容や手順はお店によって異なると思うので、その店ごとのサービスを楽しんでみて。(Ami)
東北出身、都内の大学に在学中の現役大学生ライター。2024年に半年間、イギリス・ロンドンに留学。これまで14カ国を旅行し、ヨーロッパ周遊の旅経験など、海外ネタにも詳しい。月30冊は漫画を読むほどの漫画好きで、美術館巡りや図書館巡りにもお熱な文系女子。
無印良品とカルディのパトロールが習慣。最近の目標は「頑張らない自炊」。
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