猪塚 そういうイジりから入った場合、友だちみたいな感じで仲良くなっちゃいません? 恋愛関係になっても、ふたりきりで逆にどうしたらいいんだろう……って感じになりそう。
大村 いいじゃん、それ~! すごくいいじゃん!
高橋 それがいいんだよ! みんなといてしゃべってるときは「面白い人なんだな、おしゃべり好きなんだな」って思わせて、ふたりきりになったときも「どうなんだろう……え、ふたりきりでもこんなにしゃべるの?」って感じでさ。
猪塚 ウソだ~! 実際はそんなにしゃべらないでしょ?(笑)
高橋 めっちゃしゃべるよ! ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの待ち時間なんて、「俺に2時間いただいていいんですか?」って思うもん。ちょっと前にいるカップルのアテレコとかしたりするからね。
猪塚 それは、最初だけじゃない? 2~3回目だったら、そんなことやりませんよね(笑)。
高橋 やるやる。だって俺、お前と会ってけっこう経ってるけど、こんなにしゃべってるじゃん。
猪塚 いやこれはオフィシャルですから。仕事でしょ!(笑)
大村 でも俺もずっとしゃべっていられるなぁ。
猪塚 本当に? 俺はできないかも。
高橋 ずっとしゃべっていられる相手がタイプっていうか。ちゃんとボケをくんでくれる子がいいな。
WI 漫才みたいですけど……もしかして話にオチを要求したりするタイプですか?
高橋 彼女にオチは要求しな……あ、するな。「ちょっと待って、その話のオチ先に当てていい?」とか言ったりするかも。でもそれも、コミュニケーションのひとつですよ。
猪塚 俺、ディズニーランドに行くとしたら、絶対にファストパスを駆使して、並ばないようにする(笑)。
高橋&大村 わかるわ。そんな感じだよね(笑)。
猪塚 目当ての乗り物じゃなくても、5分待ちのものを目ざします。行く前から、どういうルートで回ろうかって決めるんじゃなく、その場の状況を見て並ばなくていいもの、混んでないとこを目ざして乗る感じ。
高橋 俺は、歩きながらおしゃべりに夢中になりすぎて、どこに向かってるかもわからないから、彼女に引っ張られて「こっちだから」って言われたい!
猪塚 ちょっと話がそれちゃいましたけど(笑)、結局、ヒデさんのアプローチは、自分が好意を持ってることをしゃべりでアピールするんですか? それだと、ただ「面白い人だな」で終わっちゃう気がする。
高橋 だってさ、俺“イケメン”じゃないから……
大村&猪塚 ああ~そうですよね。
高橋 ……ちょっと待てよ! 「ああ、そうですよね」じゃねーだろ、ふたりして!
(一同笑)
大村 でもね、ヒデさんモテるんですよ。
猪塚 ヒデさんは中身を知れば知るほどモテるタイプだと思います。最初の印象と違うからね。だから、学くんと逆。
大村 ……なんでお前、急に俺のことディスったんだよ(笑)。
猪塚 学くんはヒデさんと違って、見た目と中身が反比例してるんです(笑)。
WI そういえば10周年のパンフレットで、スタッフ女子から見た『劇プレメンバー取扱説明書』のページでも、大村さんは「ストイックな怖い人」とか「壁がある」って書かれてましたね。
大村 そうなんですよ。だから、好きな人にも“好きなこと”が伝わらなくて、逆に嫌われちゃうことが多いんです。「この人が好き」と思っても、しゃべれないか、攻撃しちゃうか……の、どっちかです(笑)。
猪塚 小学生だよね(笑)。
(一同笑)
大村 イジって終わり。しかもヒデさんとは違うイジり方。
猪塚 もっと意地悪だよね、きっと(笑)。学くんのイジり方って、「私のこと嫌いなのかな?」と思わせちゃうんでしょ。
大村 そうなんだよね。それがいちばん多い。
高橋 でもさ、イケメンってどうなの? 学も健太もイケメンじゃん。俺はイケメンじゃないから、しゃべったり笑わせたりすることが“武器”だと思っているけど、ふたりはイケメンであることが最大の武器でしょ?
大村 いや、それが最大の武器じゃないと思いますよ。
高橋 じゃあ、カッコいいフェイスより、すごい武器があるってこと?
大村 僕は、すごく愛情を注ぎます。
(一同笑)
WI さっきの話と全然違いますね(笑)。
高橋 アハハハハ!(笑)
大村 そうじゃなくて! 僕は、相手を好きになったらすごいんですよ。
猪塚 最初にまず意地悪しちゃうのに?(笑)
大村 意地悪するよ。「愛情を注ぐ」のは、付き合ってから……の話だけど。付き合って、どんどん時が経てば経つほど、関係が長く続けば続くほど、愛情が深くなるタイプです。
高橋 話を戻すけど、こっちからの「好き」って、見え見えなアピールで攻めたくないよね。だから僕は、「この人もしかして私のこと好きなのかな?」ぐらいのギリギリなアプローチでひたすら攻め続ける感じ。最終的に「好きです。付き合ってもらえませんか」っていうのは僕からですけど、でも相手が自分のことをどう思っているのかまったくわからない状態で「好きです」と言ったことはないですね。
大村 告白するまでは、軽めのアプローチをし続けるんでしょ?
高橋 そうだね。だから、付き合う前に「ふたりきりでどこか行かない?」というのはないかも。
猪塚 ヒデさん“ニッポン男児”だ。お堅いですね。
高橋 お前のほうがお堅いだろ、絶対(笑)。