稽古中からすでに“息がぴったり”だという、岡田さんと勝村さん。
岡田さんは、「勝村さんが、舞台での立ち方やしゃべり方を一から教えてくださった。いろいろアドバイスをしてくださるので、そこで勉強し、いろんなことを吸収して、いま僕ができることを一生懸命やっている」と話し、勝村さんも「この稽古に入る前から他の仕事でも一緒になったり、私生活でもご飯を食べに行ったりしてたので、非常にやりやすい。将生くんは過剰なことをせず、本当にシンプルに表現できる人。年配の人間はエンターテインメント寄りにつくっていってしまうので、そこは非常に勉強になっている」と、まさにお互いにとってベストパートナーのようでした。
今回“ホラー演劇”を実際に演じてみた感想に、岡田さんからは、「今日、本番の照明でステージに立ってみて、めちゃくちゃ怖かったです(笑)。一瞬、本当に怖くて『ハッ……!』って言っちゃいました(笑)」というエピソードも(勝村さんにもその声が聞こえたそう)。
「彼はもともと素晴らしいので、基本的に言うことは何もありません。……本当ですよ!」と勝村さんが言うと、その言葉に岡田さんは「嘘つきです(笑)」と。さらに勝村さんが「(岡田さんの言葉を)カットしといてください(笑)」と、その場を笑わせてくれました。日頃から掛け合いもバッチリ。
そんな勝村さんですが、岡田さんについて、「何もしなくても、そこにいられる。いちばんシンプルな感情で、そこに立っているというのは素晴らしいこと。“何もしない”というのは、本当に勇気がいること」と、大絶賛でした。