12月6日(金)に公開される劇場版をもって、シリーズ完結となることが発表された米倉涼子さん主演の大ヒット作『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・2012年~)。そのスピンオフドラマとして、2016年に誕生したのが、勝村政信さんが主演を務める『ドクターY~外科医・加地秀樹~』。同シリーズ待望の第7弾が、11月30日(土) 21時から3年ぶりに放送されることが決定!なにわ男子・西畑大吾さんが出演することが明らかになりました!西畑さんからコメントが到着しました。
『ドクターY~外科医・加地秀樹~』は、《腹腔鏡の魔術師》と崇められるほど腕はいいが、人としては何だか残念…もとい、非常に人間らしい人気キャラ――群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む外科医・加地秀樹を主役に据えた大好評シリーズ。
60歳になった昨年、本作の撮影に臨んだ勝村さんは「還暦を迎えた後も『ドクターY』をやらせていただけるなんて感慨深い。夢のようです」と、しみじみ。今回はそんな彼を力強く支える新キャストたちも参戦。勝村さんが芝居・人柄共に「何も言うことがない」と太鼓判を押す2人――『劇場版ドクターX』にも出演する西畑さん、そして及川光博さんを迎え、新たな物語を紡いでいきます。
『ドクターY』では毎回、自由自在にジャンルの垣根を越えながら、バラエティーに富んだ悲喜こもごものドラマを紡いできた加地(勝村さん)。第2弾では当直中に幽霊騒動に巻き込まれてビビりまくり、第3弾では教授選で見事に大敗! 続く第4弾以降も、まさかの隠し子騒動や手術ミス(および失恋)で窮地に追い込まれるものの、不死鳥のごとく何度もはい上がってきました。
そんな加地が今回はマジで崖っぷち、《かつてない受難の日々》に直面することに! なんと、自身が所属する東帝大学病院のお使いでシンガポールを訪れるも、うっかりギャンブルで一世一代の大ばくちに出てしまい、鮮やかなまでにボロ負け。あろうことか、病院の資金もまるっと溶かしてしまい、借金地獄に突き落とされてしまいます。しかも、ある人物から《多額の借金を肩代わりする条件》として、「東村練を医者にしないでください」という《真意不明の依頼》を受け…。
東村練とは、西畑さんが『劇場版ドクターX』でも演じている人物。劇場版では研修医として登場する練ですが、今回の『ドクターY』ではまだスチューデントドクターとして、東帝大学病院で臨床実習を行っている半人前の医学生。しかもこの学生、とんでもないモンスター!? というのも、成績はトップですが、態度は史上最悪。演じる西畑さんも「自信過剰かつ自分中心のイマドキっ子で、一言で表すと“ヤバい子”。正直、僕自身は彼のことが嫌いでした」と身震いするほどで…!?
そんな《傍若無人な医学生》に、依頼を遂行すべく《指導医》として近づくも、ボロクソにされてしまう加地。まさかの大ピンチに陥った加地の運命やいかに!? 大波乱の物語から目が離せません!
さらにもう1人、物語のカギを握る人物が、及川さん演じる楠田永吾。何を隠そう、楠田は練の父! その事実を知った瞬間、加地の脳裏に《封印していた18年前の記憶》がよみがえり…。
どういうわけか名字の違う父と子――及川が「ズッシリと哀愁を背負った人生」と評する《楠田のバックグラウンド》、そこに隠された《練の悲しき過去》とは? そして、彼らと交わることで初めて明かされる《加地の知られざる過去》とは一体…!?
『ドクターY』らしい弾けた笑いの中に、勝村も「『ドクターY』で人を感動させていいのかな? 正直驚いています!」と胸を揺さぶられた涙の物語、さらにあっと驚くどんでん返し&圧巻のラストも待ち受ける最新作。ありとあらゆるエンタメの醍醐味を詰め込んだ《笑って泣けるハートフル医療ドラマ》に期待が高まります。
豪華絢爛! 『ドクターX』ファミリーも大集結!!
『ドクターY』のもうひとつのお楽しみといえば、元祖シェアード・ユニバースともいえる『ドクターX』ファミリーの豪華特別出演。今回は大門未知子を演じる米倉さんを筆頭に、内田有紀さん(城之内博美・役)、鈴木浩介さん(原守・役)、岸部一徳さん(神原晶・役)、遠藤憲一さん(海老名敬・役)、そして…今年10月に逝去した名優・西田敏行さん(蛭間重勝・役)が集結。それぞれ絶妙なスパイスを効かせながら、物語を盛り上げていきます。
しかも、劇中では『ドクターX』名物の麻雀シーンも登場し、及川さんも初参加。ここでは、なんと《未知子と晶、そして、及川演じる楠田の意外過ぎる過去の接点》が明かされることに! 「まさか米倉さんと初共演にして、麻雀を打つことになるとは…! あの豪華レギュラーメンバーと麻雀を打てただけでも、このシリーズに参加した感がすごくて、楽しかったです」と、及川も胸を躍らせたドリームマッチにも要注目です。
2021年放送の『ドクターX』第7シリーズと、『劇場版ドクターX』(12月6日公開)をつなぐ『ドクターY』。映画公開前に見れば、『劇場版ドクターX』をさらに楽しめるはず!
西畑さんから届いたコメントを紹介します。
●西畑大吾さん(なにわ男子)
――『ドクターY』への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
何よりもまず、勝村(政信)さんと再共演できることが、とてもうれしかったです。またいつかご一緒したいなと思っていたので、とても光栄だなと思いました。
――今回演じる東村練の印象、演じる上で心がけたことを教えてください。
練くんは一言で表すと“ヤバい子”。自信過剰かつ自分中心のイマドキっ子で、なおかつ人を人だと思っていないような冷酷な部分も持ち合わせているんです。正直、僕自身は彼のことが嫌いでした。でも実は、彼にも人間らしい部分があって…。イヤな奴だけど、年相応のかわいらしさも作っていければなと思い、監督と相談しながらお芝居を構築していきました。演じていて、すごく面白い役でした。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
仲のいい現場に温かく招き入れていただいた感覚がすごくありました。勝村さんが現場を盛り上げるため、スタッフさんを愛情たっぷりにいじったり、めっちゃツッコミを入れたりされているので、「関西人としては負けてられへんな」と思い、僕もちょくちょくツッコミを入れるようにしていました!
――医療ドラマには初挑戦となりますが、実際に撮影に参加して感じたことを教えてください。
専門用語もほぼ漢字なので、中国語を読んでいる感覚になるくらい覚えるのが大変ですし、医療技術の手順や手さばきもすごく難しい! 改めて「本当にお医者さんってすごいな!」と感じました。
――改めて、主演を務める勝村政信さんの印象をお聞かせください。
初日に「久しぶり!」と力強くハグされて、うれしかったです! 現場でもことあるごとに勝村さんがいじってくださって、すごく心地よかったですし、心から頼りにさせていただいています。ちなみに、僕と勝村さんは童顔仲間でもあるんです。勝村さんから撮影合間に「たぶん我々は(見た目が)いくつになっても“坊や”だね」と言われ、確かに…と思い、「お互いに頑張ろうね」と励まし合いました(笑)。
――練の父・楠田永吾を演じる及川光博さんの印象はいかがですか?
及川さんとは今回が初対面だったのですが、お会いした瞬間に「お、キミが西畑くんか!」と声を掛けてくださったんです。その瞬間に「この人、絶対に優しい!」と確信しました。2人のシーンでも思わず、キュンとしました(笑)。「僕のお父さんがミッチーだよ」って、まず親に自慢しようと思います(笑)!
――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
ドタバタ劇の中に、考えさせられる場面もあり、“笑えてホロッと泣けるドラマ”になっていると思います。加地先生と練くんがどうやって交流を深め、どう物語を広げていくか、楽しみにしていただきたいです。