パリで制作された、とびきり美しい祝幕に注目!
歌舞伎俳優・初代尾上眞秀さん(10歳)の初舞台を記念し、フランス人の現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤン氏がデザインし、刺繍のアトリエ・モンテックスが刺繍を施した祝幕が制作されたことが話題に。
この祝幕は、5月27日まで東京・銀座の歌舞伎座で開催されている「團菊祭五月大歌舞伎」初代尾上眞秀初舞台『音菊眞秀若武者』の舞台でお披露目されています。
グザヴィエ・ヴェイヤン氏は、モンテックスのアーティスティック・ディレクターのアスカ・ヤマシタ氏と協働し、この舞台幕を構想。祝幕はエクリュカラーのファブリックの上に、マルチカラーのオーガンザをレーザーで丸くカットしたパーツ約8,900枚を組み合わせ、ピクセルアートのような形で抽象的なモチーフを形成。仕上げにチャコールグレーのオーガンザで「眞秀」の名と音羽屋の家紋である重ね扇に抱き柏が描かれています。
Artwork by Xavier Veilhan produced by Atelier Montex commissioned by CHANEL
サイズは横約25メートル、縦約5メートルという巨大なスケール。パリで行われたこの祝幕の制作作業には、800時間を超える時間が費やされたそうです。
鑑賞に行った際は、美しい祝幕にも注目してみてくださいね♡