時代とともにどんどん変わっていくアイメイク。
技術の進歩とともにどんどん新しいメイクが登場し、現代は「つけま」「まつエク」全盛期。ですが、時代をさかのぼれば年代ごとにさまざまな「まつ毛メイク」の歴史があるものです。
さて「年代別・10代のときのまつ毛メイク」に関する興味深い調査結果を、まつ毛情報サイト『#まつ育アカデミー』にて公開されているのを発見しました。
さあ、10~50代がそれぞれ現役女子高生だった頃の、なつかしい“まつ毛メイク”術を振り返ってみましょう!
【1970年代(50代)】
あたためたスプーンをビューラー代わりにする。
太めの眉&アイラインで目を強調するのがトレンドだったこの時代。イギリスのモデル「ツイッギー」にならった、まつ毛バサバサメイクが大人気。まつ毛をくるんとさせるため、ビューラーがわりにあたためたスプーンを使うなど、涙ぐましい努力もありました。他にも「コームにつけたヘアスプレーでまつ毛のカールを固定する」といった小ワザが人気でした。
【1980年代(40代)】
ドライヤーやライターでビューラーをあたためる。
眉は自然の形を生かし、色みは控えめにとナチュラルメイクが大人気だったこの頃。そんな中でもまつ毛はバッチリでいたいと、ビューラーをあたためて手作りホットビューラーを作る方がたくさんいたようです。
ちなみにこれ、私(20代)が女子高生だった頃のギャル雑誌にも載っていたような……息の長いテクニックですね!
【1990年代(30代)】
ウォータープルーフマスカラ
「ジュリアナメイク」が生まれた華やかメイクのバブル時代。「キャットアイ」と呼ばれる、目ヂカラ強調スタイルがトレンドでした。そんな時代に女子高生だった方たちが最も使っていたアイテムは、「雨だろうが水辺だろうがアイメイクは保ちます!」と気合を感じる「ウォータープルーフマスカラ」。まつ毛パーマが生まれたのもこの時代です。
【2000年代(20代)】
まつ毛パーマ
90年代後半から、細眉、コギャル、ヤマンバと、次々に新種メイクが現れ続け、2000年代はギャル文化花盛り! とにかくデカ目至上主義で、「メイク」と言えば「アイメイク」と言ってもいい時代です。
そんなアイメイクへの意識の高さもあってか、2000年代に女子高生だった現在の20代は、「まつ毛パーマ」経験者が全年代でトップとなっています。
【2010年代(10代)】
つけまつ毛
現役女子高生はやはり「つけま」の使用率が58%とトップ! ここまでの年代はすべて「自分のまつ毛のメイク」でしたが、2010年代は「つけま」や「まつエク」といった、自分のまつ毛にプラスしてつけるアイテムが大ブーム。リーズナブルなのに優秀なアイテムが続々登場しており、気軽に使えるのもブームのポイントです。
まつ毛メイクってさまざまなものがありますが、まつ毛に負担になってしまうものも多いですよね……。「さまざまなまつ毛メイクを試していましたが、ダメージが大きくて中止。もし継続していたら見る影もなかったと思う」という声もあるほど。調査によると、「10代からの“まつ毛メイク”は、地まつ毛の負担になると思いますか?」という質問に対しては、85%の女性が「そう思う」と回答しています。
化粧文化論を専門とする、国際日本文化センターの平松隆円先生も「マスカラとつけまつ毛の原型となった小ワザは大正時代からありました。100年にわたる長い時代にわたって、女性たちは“まつ毛メイク”をはじめとしたアイメイクに力を入れていますが、どれも負担をかけてしまうものが多いです。今からでも遅くないので、“まつ毛メイク”に力を入れるだけではなく、日々のまつ毛ケアも心がけてみてください」と指摘しています。
確かに、「まつ毛を少しでも長く多く見せたい!」と日々まつ毛メイクは頑張っているけれど、地まつ毛のケアはおざなりになりがち……。そういう方も多いのではないでしょうか?
でも、どんなまつ毛メイクが流行しようとも、「美しいまつ毛」は、「地まつ毛ケア」がすべてのベース! 「まつ毛ケアをきちんとすること」を、是非、今年の目標のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?(後藤香織)
『#まつ育アカデミー』 http://sd-beaute.angfa-store.jp/matsuge/
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