「ボタンの日」は、明治3年(1870年)、“金地に桜模様のボタン”が日本海軍の制服に採用されたことで制定された記念日。
実は筆者、母が服飾の仕事をしていたこともあり、幼いころからなぜかボタンに魅力を感じておりました。シンプルなものから彫刻のようなデザインが施されたもの、2つ穴のものもあれば4つ穴もあり、サイズも素材も色もさまざま。そういえば、母が持っていたボタンがたくさん入った缶ケースから、お気に入りのボタンを探して楽しんでいた記憶もあります。
そんな幼いころの記憶を呼び起こしつつ、手持ちの“ボタン・コレクション”を引っ張り出してきて、シンプルなカーディガンを床に置き、ボタン付け替えファッションショーを(ひとりで)してみました。
↑素材と形が違うものをセレクトしてみました。
↑用意したのは、ごくシンプルな黒のカーディガン。ボタンも黒です。
↑ON パール! かしこまった会食にも使えそうです。
↑ON クリスタル! 会社終わりの女子会にいかがですか?
↑ON カラフル! カジュアルな休日コーデにどうぞ。
ボタンを替えるだけで、同じ服なのに、テイストがガラリと変わりますよね。これぞまさに、ボタン・マジック♪ ボタン様のすばらしい威力に感化され、続いて筆者、洋服の前見ごろや袖口だけに使うのはもったいない!と、こんなものまで作ってみました。
黒いゴムにボタンを着けただけなのに、お店で売っているようなアクセに早変わり! いずれのボタンもひとつ、数十円~数百円ぐらいで購入できます。手芸用品店で天井まで積まれているボタンケースから、お気に入りのボタンを見つけたら、誰でも簡単にできちゃうアクセサリーです。
↑4つ穴ボタン+レース。
↑脚付きボタン+星のチャーム。
↑ボタンの穴にゴムを通して結ぶだけ!
ネットで少し探しただけでもボタンの可能性を感じさせるアレンジ方法がたくさんあります。ほかにも、ボタンを使っていろいろなアレンジができそうですよね。
ここからは余談ですが、11月22日は「ボタンの日」であり、「大工の日」、「いい夫婦の日」でもあります。筆者の亡くなった父は「大工」でした。服飾を仕事にしていた母と、大工を仕事にしていた父は、“いい夫婦”の日でつながっていたのかと思うと、なんだか感慨深い1日になりそうです。(さとうのりこ)
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