他人から見られることが多く、しかも疲れや年齢が出やすいのも「横顔」。つまり、横顔をいかに美しく見せることができるか、というのが年齢を重ねた女性のメイクの課題になってきます。
『Precious』9月号の「横顔美人」の作り方には、顔も気分も印象もグッと上向きにする「横顔引き締めメイク」テクが満載。いつものアイテムで、たるみがち&ぼけがちな部分に“ひと手間”加えるだけ。今すぐ取り入れない手はありません!
<フェース編┃横顔美人を作るHow To>
(1)顔を疲れて見せてしまう小鼻の脇のくすみやほうれい線の影は真っ先にカバーを! 筆ペン状コンシーラーをくすみや影が気になる部分に塗布すれば、明るく整って表情までイキイキと。
(2)くすみだけでなくゆるみも気になる口角にも筆ペン状コンシーラー使いがマスト。上下の唇の境目のくすみ部分に加え、下唇の口角の輪郭のアウトラインにも塗布して 唇をキュッと引き締めて。
(3)小鼻、ほうれい線、口角部分に塗布したコンシーラーは乾かないうちに、指先で軽くトントンたたくようになじませて。くすみや影をなかったかのように、みずみずしくカバーできます。
(4)黒目の真下の“ニッ”と笑ってキュッと盛り上がる部分がチークの始点。頬がたるんできて顔がのっぺり見えがちなプレシャス世代、チークこそが若返り効果の鍵に。始点はそのつど確認して。
(5)チークブラシにチークをとったら、ブラシを寝かせたまま(4)の位置からまずは斜め上のこめかみ方向へ動かしリフトアップ効果を狙って。そのまま頬骨の下へブラシを戻して自然なふっくら感を演出して。
(6)目尻の下あたりから、チークと少し重なりつつゆるやかな“く”の字を描くようにハイライトを。チークのアウトラインをぼかしつつもチークのリフトアップ効果を際立たせ、立体感までアップ!
<目元編┃横顔美人を作るHow To>
(1)アイシャドーのあと、アイラッシュカーラーを。根元をしっかり上げたいので、根元から毛先にかけて3回ではなく、まつげの根元ギリギリをギュッと1回でOK。目尻まで1本も残さずしっかり挟んで。
(2)根元ギリギリにマスカラのブラシを差し込み、ブラシを左右に揺らすようにして根元からしっかりとマスカラを塗って。特にキュッと引き締めて見せたい目尻は塗り残しがないよう根元から重ねづけを。
(3)下まつげにもマスカラをしっかり塗って、目のフレームをくっきり際立たせて。特に目尻側の下まつげには上まつげ同様、根元からしっかり塗っておくと、目尻が引き締まってより凛とした目元に。
(4)マスカラが乾いたら、ホットアイラッシュカーラーでまつげを引き上げて。特に目尻の中間から毛先にかけて熱を加え、くるんと美しいカールに。下まつげにも適宜当てて、自然な下向きまつげに。
(5)ゆるんだ目のフレームをさらにキリッと引き締めるためにアイラインを。伏せ目にして黒目の外側から目尻にかけて、目尻はハネ上げず、スーッと5~7mm真横にのばすように自然に描くのがポイント。
(6)眉は全体的にはパウダーでふんわりとやわらかく仕上げつつ、眉尻のみはペンシルでくっきりと。長すぎると老けて見え、短すぎると顔が大きく見えるので、眉尻は小鼻と目尻の延長線上にくるように調整して。
一人暮らしの部屋に「三面鏡」はないという方も多いと思いますが、あらゆる角度から顔をくまなくチェックできる鏡って大事なのだと思わされます。横顔美人に近づけるように、メイクをしたら横顔チェックもお忘れなく。(さとうのりこ)
(『Precious』2014年9月号)
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