山﨑賢人さんが、12月6日に放送される『時効警察はじめました』(テレビ朝日系・毎週23時15分一部地域を除く)の最終回に、ゲスト出演します!
同ドラマは、時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョーさん)が、名(迷)助手・三日月しずか(麻生久美子さん)と共に未解決事件の謎に挑むシュールな脱力系コメディーミステリー。
生みの親・三木聡監督のもと12年ぶりに復活して驚かせた『時効警察』ですが、最終回では山﨑さん、二階堂ふみさん、染谷将太さん、松重豊さんら2010年のドラマ『熱海の捜査官』(主演・オダギリさん/脚本監督・三木)にも出演したメンバーが再集結することに。
オダギリさん&三木監督を含め、彼らが一堂に会するのは『熱海』以来9年ぶりだそう。『熱海』当時はまだ無名とも言える十代の若手俳優だったものの、今やすっかり一線の役者へと成長した山﨑さん&二階堂さん&染谷さんが、懐かしい面々と“9年前とはひと味違う、でもどこか懐かしい再共演”を果たしました。
霧山が調べる時効事件の発生を予言していた“スピリチュアル雨夜”こと雨夜翔太を演じる山﨑さんは、今回も『熱海の捜査官』同様、高校時代の同級生役で共演する二階堂さん&染谷さんについて「2人とも『熱海の捜査官』のときと全然変わらないです。当時から、ふみちゃんは同い年とは思えないくらい肝が据わっている人だったし、染谷くんも2歳年上とは思えないくらい大人っぽかったんです」とコメント。
一方、二階堂さんと染谷さんも山﨑さんについて「『熱海』の後に映画『オオカミ少女と黒王子』(2016年)で久しぶりにご一緒しましたんが、いい意味でずっと変わらないムードメーカーであり、気遣いのある人。同い年だからこそ刺激的な部分もすごくあります」(二階堂さん)、「賢人くんとはCMでも共演しましたが今回改めて、少年から青年に、そして成人男性になられていて『あぁ…!』と。時が経ったなとは感じましたけど、根本的な部分では何も変わっていないですね」(染谷さん)と、人気俳優に成長した今も変わらぬ人柄の良さに言及しながら、9年ぶりとなる“3人そろっての再共演”を喜んでいました。
2020年もNHK連続テレビ小説『エール』のヒロイン役や、映画『糸』への出演も控えるなど、引く手あまたの二階堂さん。そんな彼女にとって「『熱海の捜査官』は初めての連続ドラマ撮影」で、今でも「当時頂いた三木監督の言葉は大事にしている」といいます。
その言葉とは「現場のモニターは確認するな」。「当時はまだ15歳。無意識なところで自意識過剰な部分があったと思うんです。だから、三木監督もそうアドバイスしてくださったのか、と。それ以来、自分のお芝居はモニターでチェックしないです。三木監督にはかなり鍛えていただき、学びがたくさんありました」と、振り返ります。
そんな彼女が今回演じるのは雨夜の同級生で、時効事件の謎を握る朝霞鈴音。「三木監督がおっしゃることをやれば、絶対に面白くなる! 今回も監督の演出を受け、役について再認識した部分もありました」という二階堂さんが、三木監督と二人三脚で磨き上げた芝居に注目です!
一方、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも主要人物・織田信長を演じる染谷さんは、幼い頃から子役として活動し、『熱海の捜査官』出演時にはすでに何十本もの映画・ドラマに出演。そんな染谷さんをもってしても、三木監督は「ここまで徹底される監督ってなかなか出会わないといいますか…。こちらもそれに応えなきゃいけないというプレッシャーがあった」監督だったといいます。
そんな三木監督から今回、染谷さんに与えられた役名は、雨夜から時効事件を予言される同級生と、9年前とは全然違う役どころにもかかわらず、『熱海』と同じ「味澤宙夫」。そんな遊び心あふれる三木監督からの意外なプレゼントに、染谷さんは「三木さんの世界の中にいる宙夫として、また同時に違う役として“味澤宙夫”を演じるのはすごくうれしく、感慨深かったです」と大喜び。さらに、今回は“どひゃ~と驚く姿と佇まい”も披露してくれるということで、絶対に見逃せません!
松重さんはかつて雨夜の担当医だった心理学者で、何やら彼の予知能力と関係がありそうな只野教授で出演。全身真っ赤なスーツや、『ウォーリーをさがせ!』のウォーリーみたいな格好に身を包みながら、浮世離れした教授を演じ、『時効』ワールドに巨大な足跡を残します。