ナチュラルなのに印象的なのはなぜ?今すぐ真似したいちょいテク【ヘア&メイクBEFORE→AFTER】
『CanCam』で連載している「月刊 CanCam it girl」。新メンバーに選ばれた読者モデルを、プロのヘアメイクによる華麗なテクニックで変身させちゃいます!
今回ヘアメイクを担当するのは、ファッション誌でも大活躍、モデルにも大人気のヘア&メイク福川雅顕さん。細部にこだわりを見せた、まるでイリュージョンのような華麗なテクニックで女の子をかわいく大変身させます!
【Before】
今回登場するのは、大学4年生の絵麻さん。素顔を生かしたナチュラルメイクに、存在感のある眉毛がキリッとした印象。
そんな彼女の変身ポイントは?「普通にアイメイクをすると目が小さく見えてしまうので目元はナチュラルに仕上げつつ、でも印象的に見える眉をポイントにおきましょう。肌がとっても綺麗なので彼女の素肌を最大限に生かしながら、肌悩みもしっかりカバーするツヤ感メイクを提案します(福川さん)」
眉やパーツがしっかりしている、でも派手顔にみられたくない……そんな人必見! 今っぽトレンドメイクのプロセスをご紹介。
STEP①目元用マスカラを使って眉頭→眉尻へのせる
目元用のマスカラを毛流れに沿って乗せます。
自眉がしっかりしている方は普通にパウダーやペンシルを使って眉メイクをすると「眉、描きました」感が出てしまいやすく、やや今っぽくない印象に見えてしまいます。
絵馬さんのように眉がしっかりと生えた方は、普通の眉マスカラだと色が乗りすぎてしまうので、目元用のマスカラをサッと乗せるだけで十分。毛流れや立体感が出て、より自然に仕上がります(福川さん)
STEP②足りない部分のみアイライナーで一本一本描き足す
地眉毛の毛流れを確認しながら、茶色のリキッドアイライナーで眉の足りないところを一本一本描き足します。
目元に使うアイライナーを使うと、眉の隙間が綺麗に埋まるんです。バランスを見て適度にぼかしたり。毛流れが見えるように、1、2本書き足す程度で。そうすると簡単に自然な太眉が完成します。
さらに言うと、眉毛が元々しっかりしている子は最初にアイメイクをしてから眉を描くとキツい印象になりやすいんですが、まず最初に眉を描くことで全体のバランスが取りやすく、最小限のアイラインでメイクができます。だから、濃い眉さんはメイクの最初に眉を描くのがオススメ。眉毛を太くすることで目元も強調されますよ(福川さん)
STEP③同じアイライナーを使ってホクロを描き足す
流しぎみにアイラインを引いたのち、ファンデで隠されてしまったホクロを同じアイライナーで描き足します。
正面でかわいいアイラインをまず引いて、目を閉じた時に綺麗に見えるようにもう一度引くと、目を開けた時も閉じた時も綺麗な目元ができるんです。おすすめは、鏡を下においてメイクすること。アイラインが苦手な人でも綺麗に描けますよ。
あと、仕上げにファンデの上からホクロを描き足す。これは撮影ではよく使う小ワザなんですが、自然に肌に透明感が増して見えるんですよ(福川さん)
【After】
「ホクロのちょい足し」で、まるで生まれ持った素肌のような透明感が生まれました。さらに眉に自然な毛感が出たことで印象的な表情に。
今回はツヤ肌、アイメイク、リップをポイントにしました。彼女の素肌の綺麗さを生かして、ツヤ系の下地を仕込ませて赤ちゃんの肌みたいにツヤっぽく仕上げています。赤みやニキビ跡が気になるとのことでしたので、肌感に合わせてツヤのあるシャドウでカバーしました。
仕上がりに統一感を出すために、どのパーツにもマットな質感は避けています。顔だけツヤがあると違和感があるので、ヘアも濡れ感を意識してオイルでウェットにスタイリング。作り込まないように見せるために、チークはほのかにのせて大人っぽい印象に仕上げました(福川さん)
【今回使用した劇的チェンジメイクアイテム】
ちょいテクでメイクの仕上がりは断然変わる! プロ直伝のテクニックを取り入れて、あなたも今っぽメイクに挑戦してみて♡