ベースメイクアイテムのひとつとして、「BBクリーム」そして「CCクリーム」が登場し、すっかり定着しているここ数年。
……ところで、「BB」「CC」ってなんの略か、知っていますか?
BBクリームがすい星のように現れたかと思ったら、いつのまにか「CC」なーんて進化版のようなものが登場し、すっかりひとり1本は持っているようなおなじみアイテムになりました。でも、どんな意味なのか知らずに使っている……という方も多いんじゃないでしょうか。ついでに言うと、BBとCCの違いがなんなのかも、よくわからなかったりする。
というわけでこの「BBクリーム」「CCクリーム」っていったいなんなのか、美容皮膚科 シロノクリニック銀座院の副院長、笠井美貴子先生にうかがいました。
◆Q.改めて、BBクリームって、なんですか?
BBクリームの「BB」は、「Blemish Balm(ブレミッシュ バルム)」=「キズを修復する軟膏」という意味です。
元々はピーリングの発祥地であるドイツの皮膚科で生まれ、医療用に開発されたもの。ピーリング後のお肌は余計な角質を取り除き、真皮がむき出しの状態になっています。そんな術後のデリケートな皮膚を保護して、肌再生を促す機能を追加したファンデーションとして、皮膚科で開発されたのがBBクリームでした。
いかにも「施術を受けました」と分かってしまうような赤みはしっかりカバーしたい、と飛びついたのが、美容大国・韓国の女性たちです。そこからどんどん広まっていき、現在では保湿しながら肌の修復をサポートする美容液成分、UVケア成分などが強化されています。キズを隠すためのカバー力がしっかり備わっているのが、BBクリームです。
◆Q.では、CCクリームって、なんですか?
CCクリームの「CC」は、諸説ありますが「Care&Control」や「Color&Control」の略。
肌の色をカラーコントロール(色味補正)しながら、素肌を美しく見せる機能に加え、美容液のようなスキンケア効果を組み合わせたオールインワンベースメイクアイテムです。BBクリームほどのカバー力はありませんが、素肌の美しさを引き立てる力にすぐれ、塗り心地もよくしっとりしたものが多くあります。
◆実は「何も塗らない」より、BBクリームのほうが肌にいい!
紫外線や季節の変わり目、PM2.5などの大気汚染などの影響で、肌が乾燥しダメージを受けた、いわゆる「ゆらぎ肌」のときは、ファンデーションを塗ったら余計に肌荒れがひどくなり、何も塗らないすっぴんがいいのではないか……と思うかもしれませんが、何も塗らないほうが悪化します。
日中は、紫外線、大気汚染、エアコンなどの乾燥など、外的刺激がたくさんあります。それを防ぐためには、キズを保護する目的で開発されたBBクリームが最適です。肌荒れして何も塗りたくない、何を塗ってもキレイに仕上がらない……とベースメイクを諦めている人にこそおすすめします。肌が弱っている状態の方におすすめなのは、BBクリームの中でも「無香料・無合成着色料・無鉱物油・パラベンフリー・紫外線吸収剤フリー」タイプのものです。
最新のBBクリームは美容成分がたっぷり配合されていて、メイクしながらスキンケアができます。
ざっくり言うと、どちらもひとつでメイクとスキンケアができるアイテムということは共通しており、BBクリームはよりカバー力がありゆらぎ肌向け、CCクリームはもともとの素肌を美しく見せる……という特徴がある。
どちらもラクに美肌見せができるので、1本持っておいてソンはないはず。あなたに合うBBクリーム・CCクリーム、ぜひ探してみてくださいね♪(後藤香織)
情報提供元/ドクターシーラボ
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