眉の流行は「太眉」街道まっしぐら。だけど、「年齢を重ねた大人には不向きでは?」と思っている方も少なくない様子。
ところが、この世代こそ太眉にチャレンジ!という理由を『Precious』3月号で発見。
顔の輪郭がたるむと、眉のフォルムも崩壊……だから、大人には太眉メイクが必要なんです。
目指すは「新・美人太眉」。これが正解です!
一見ただの太眉のようですが、いままでのやり方では野暮ったくなるだけ。
眉頭・眉山・眉尻を、少しずつ補正していきます。
特に、いままで“触れない”のが常識だった「眉頭」を描くのが、大人の太眉の新ルール!
眉は顔の表情を決めるフレームのようなもの。眉毛の劣化で乏しくなった3点を補えば、顔がたるんで眉間が開き、外側にずれた眉山、下がった眉尻を、理想的な位置に引き戻すことができます。
より具体的に、「眉頭」・「眉山」・「眉尻」に焦点を当てて、それぞれのメイク法を確認していきましょう。
まず最初は「眉頭」から。
いままでの太眉では、手つかずだった眉頭。ここをしっかり描いてしまうと印象が強すぎるため、“抜け感”を出すために触れずにいました。
でも加齢でたるんだ顔は、中央にグッと引き寄せて眉頭まで描くことで、目力が復活し、キリッとした表情に。
眉間の幅は、小鼻の付け根と同じぐらいを、眉頭の始まりはアイホールのラインの高さを目安にしましょう。ガイドラインとして、最初にノーズシャドウを入れてから眉を描くと失敗が少ないです。
ペンシルで少しずつ毛を描き足し、眉頭の上辺はブラシを使ってパウダーでソフトに描くのが自然。
続いては「眉山」です。
眉山は、思い切って内側にとることで、顔のフレームがキュッと引き締まります。
眉山が外側にあるほど、正面から見たときの顔が大きく見えてしまいます。黒目の外側の真上にくるように山をつくれば、正面顔が狭まるので、小顔効果を感じるはず!
眉山を決める際は、鏡を正面に置き、まっすぐを見て、黒目の外側ににブラシの柄を当て、眉山の位置を確認しましょう。眉山を決めたら、ペンシルで描き終わった眉頭からスタートし、山の頂点へとつなげます。
ただし、眉の上側に“太さ”を出さないよう注意が必要です。
そして山の頂点から眉尻方向へと下降線を描きましょう。
最後は「眉尻」。
ペンシルを使って眉下は太く描き足していき、眉と目の距離を詰め、眉尻を短めにして顔をリフトアップ!
眉尻の終わりは、眉頭の高さに合わせること。こうすることで、まぶたのたるみや目尻の下がりが目立たなくなるというメリットが。
仕上げに、ブラシにとったパウダータイプで全体をなじませ、全体の立体感をプラスします。
さあ、これで大人のための新たな“美人太眉”が完成です。いままでの眉メイクの常識はいったん忘れ、この新たなルールをぜひ一度トライしてみては?(さとうのりこ)
『Precious』2016年3月号(小学館)
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