4月9日スタートの月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系・毎週月曜21時 ※初回は30分拡大)の完成披露試写会&舞台挨拶に、主演の長澤まさみさん、共演の東出昌大さん、小日向文世さんが登壇しました。『コンフィデンスマンJP』は、『リーガルハイ』シリーズや『デート~恋とはどんなものかしら~』(共にフジテレビ系)、映画『ミックス。』などを手掛けた人気脚本家・古沢良太さんのオリジナル作品。
“欲望”や“金”をテーマに、信用詐欺師のダー子(長澤)、ボクちゃん(東出)、リチャード(小日向)が、金融業界、不動産業界、美術界、芸能界、美容業界など、毎回、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる、痛快エンターテインメントコメディです。12月にクランクインはしているものの、長澤さんたちが1話を見たのは会見の前日だったそう。長澤さんは、「どうなってるんだろうってずっと思いながらお芝居していたので、自信がなくなった瞬間もあって。でも、今日、拍手をもらってホッしました。天才詐欺師があくどい人たちから大金をだまし取るっていうお話ですが、それがいやらしく見えない痛快な作品で、最後までスカッとした気持ちで見れるものになったと思います」とニッコリ。
また、古沢さんの脚本について「伏線がたくさんあって、見ていてワクワクドキドキしますし、最後それが明らかになった時にも『なるほど』って納得できる理屈があって面白いです。あと生き生きしたセリフが多いのですが、これは古沢さんの独特な世界観なのかなと思います」と感銘している様子。今回、3人は劇中で人をだますため、いろいろな職業の人物に変装するとのことで、会見ではその話題にも。
ありとあらゆる業界のさまざまな職業人に扮し、ターゲットの懐に入り込むことを得意とするダー子を演じる長澤さん。劇中では、キャビンアテンダント、秘書、中国人、くノ一など20人以上に変化したとのことで、「ダー子なりすごく考えてできたものなので、それぞれのキャラクターになってるはずです」と胸を張ります。そんな長澤さんの変化ぶりについて東出さんは、「長澤さんはすごい努力の人。中国人を演じてる時は中国語の発音をすごく練習していて。中国語を話すと中国人に見える。ほかにも山形弁を話したり。目でも、耳でも長澤さんが何人もいるかのような気がするんです。本当に様々な役になりきってますね」と扮装の完成度の高さに驚いたそう。また、小日向さんも長澤さんについて「どれも全部かっこよくて、似合ってるの! マリリン・モンローの時とか、ホントいいんですよ」と絶賛。それを受けて、長澤さんは「カツラがわりとハマるんです。なじむんですよね」とはにかんでました。
東出さんと小日向さんもカツラを被ることが特に多かったそうで、中でも、小日向さんの寿司屋の板長姿が長澤さんと東出さんがイチオシだそう。その板長姿がスクリーンに映し出されると、東出さんは「こひ(小日向)さん、ホントにぶっ飛んでるんですよ! この演技中にこひさんが仕掛けてきたんですけど、それが面白くて面白くて。本番中にやられた時は『こひさん、辞めて下さい、僕本当に芝居できなくなるから…』っていうのを何回も繰り返してました。このシーンホント楽しみにしていてください」と当時のシーンを思い出し笑いを堪えながら、エピソードを披露。
それを受けて、長澤さんがすかさず「後輩潰しですね。ベテランは怖いですね」と絶妙なツッコミを入れ、会場の笑いを誘っていました。
撮影/黒石あみ