久保田利伸「30年、好きな仕事を続けられてラッキーだと思っています」【インタビュー 前半】

久保田利伸,コラボレーションアルバム,THE BADDEST,デビュー30周年

WI 新曲が入っているのも特徴ですよね。
久保田 日本盤では、AIとの「Soul 2 Soul」と英語盤ではMusiq Soulchildとの「SUKIYAKI ~ Ue wo muite arukou ~」が入っています。AIは存在が「めでたい」ので、ピッタリだと思って(笑)。ラブソングもいいんですが、「俺たちがラブソングを歌ってもね」って、人はそれぞれ違うので「人種も違う、価値観も違う」といった互いをリスペクトしあう、僕たちらしい歌にしようと言ったら、彼女はすぐに理解してくれて、結果元気がもらえる曲となりました。

WI ほかにもコラボレーションをしている皆さん。豪華ですよね。
久保田 「“この人とやりたい”と思ったから“やる”」という感じでやっていたら、豪華ラインナップ(笑)になりました。コラボレーションでしかやらない人もいるんですが、“やりたい”と思う人に声をかけてきました。いまは「やりたい」と思っている時ではないので「次は誰とコラボレーションしたいですか?」と聞かれても答えられないんです。

WI 最近のハマり物は?
久保田 特に大きな趣味はないんです。食べ物になりますが、美味しいお蕎麦屋さんを見つけたんです。1週間に1度、季節限定のお蕎麦を食べに行っています。今は“みょうが”のお蕎麦で本当は2回行きたい。でも、馴染みはあるけど過剰サービスされないギリギリの回数で行っています。僕“みょうが”が好きなんですよ。

WI 久保田さんから“みょうが”と聞くのが意外でした(笑)。
久保田 “みょうが”って、簡単じゃないですか。切るのも簡単ですが、シュシュと洗ってエッジをつかんでかじります。人によっては味が強すぎるのかもしれませんが、僕の場合はそのまま食べても大丈夫です。

WI 食べのもの以外はありますか?
久保田 この秋は、このレコーディングの仕上げやアトランタに行っていたので、仕事と音楽漬けの日々を過ごしていました。夜中しか時間があかないので、気分転換で音楽とまったく関係ないことをしたいと思って、テニスで錦織選手の試合を見ていました。静寂がいいんですよね。お客さんが声を出しちゃいけない。あの瞬間がいいんです。ボールの音が妙に響く。あれが音楽と差があって楽しいし、日本人の選手が頑張ってるのに集中して入り込めます。

WI あの静粛の瞬間。わかります。錦織選手の試合だけ見られるんですか?
久保田 大坂なおみ選手がものすごくうまいので見ちゃいますね。ふたりが勝っていくと、テニスって2時間あるので追いきれない。でも大体録画しているので、ちょっと飛ばしながらとか、見るのが気分転換になります。生活する時間帯がちょっと遅いので、どうしても翌日どこかから情報が漏れてくるので気を付けています(笑)。

WI では、前半の最後にアルバムを紹介してください。
久保田 コラボレーションアルバムなので、いたるところに恋の形が入っていますので、私も“あるある”こんな経験をしたいとか……。いま、好きな人や長く付き合っているカップルと聞いてほしい。「アルバムを聞こう」と男性を誘ってほしい。一緒に聞くといいことがあります。これパワースポットCDだから(笑)。30曲コラボですから並みのパワーじゃないです。

久保田利伸,コラボレーションアルバム,THE BADDEST,デビュー30周年

久保田利伸 デビュー30周年特別企画第2弾初のコラボレーション・ベストアルバム
「THE BADDEST~Collaboration~」
2枚組 ( DISC 1 日本語詞編 ・ DISC 2 英語詞編 ) 全30曲入り
【通常盤】 \3,600(税込)
【初回生産限定盤】 \4,200(税込)
久保田利伸による全曲レコーディングエピソード・ブックレット付き

オフィシャルサイト: http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/kubota/

 

前半は、仕事でも家族にも久保田さんがいつも「感謝」の気持ちを持ってい接していることが垣間見れるインタビューをお届けしました。後半では意外な人とのコラボレーションしたことや久保田さんを驚かせたプライベートな質問をお届けします。(平山正子)

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