Woman Insight編集部（以下、WI） 単刀直入にお聞きしますけど、「ひとりでは生きていけない」と思う瞬間はありますか？
真壁刀義さん（以下、真壁） ビッグマッチが終わって、デカイ声で「ただいま～」と帰った部屋が真っ暗なとき。ひとり身だから当然なんだけど。でも、ビッグマッチの前って、いつも以上に練習量もあって、気合いを入れて試合に挑んでいるから、それが終わった後の数日休み、そのいちばんリラックスする時間に、ひとりで真っ暗な部屋にいると愕然とするね（笑）。兄貴の子どもが男3人いて、たまに会うと遊んだりしてやるけど、ゆっくりしたいときは「もう勘弁してくれ」って思うこともあるんだよな（笑）。ひとりでいたくないときは実家に帰って、犬を可愛いがる。「お前だけだよ、俺のことをわかってくれるのは……」って。そんな俺の姿を見て、母ちゃんが冷めた顔で「アンタ、早く結婚しなさいよ」と言い放って、スッと台所に行くんだよ（笑）。
WI 基本的にサービス精神が旺盛ですよね、真壁さんって。
真壁 それが染み付いちゃってるんだよ。でも、みんなが笑ってくれているなって感じられることで、実はリラックスしている自分もいる気はする。いまの俺のいちばんの幸せでもあるというか。
WI 自宅ではどんなふうに過ごされていますか？
真壁 風呂上がり、キンキンに冷えた自分の部屋で寝っ転がりながら、ワンちゃん猫ちゃんのスペシャル番組を観て「え～そうなんだ～」って言いながら、いつの間に寝入ってるのが最高のときだな。それに勝るものはない！ この前もそんなふうに過ごしたよ。録画しておいた番組を観ながら知らぬ間に寝ちゃっててさ、ハッと夜中起きたら電気がつけっぱなし。電気とクーラーを消して、すぐにまた熟睡。幸せだったなぁ……寝るということがこんなに幸せかと思ったよ（笑）。俺、もとは絶対的な犬派だったんだけど、動物の番組を観るようになってから、猫も可愛いと思うようになったんだよ。最近は、そんな心の余裕もできてきたな。
WI 話を聞いていると、ひとりでも生きていけるんじゃないかって思えてきました（笑）。
真壁 そういうのやめてくれない？ ひとりでなんて生きてなんていけねぇわ！（笑） いや冗談抜きで、本当にもう限界。心の渇きも限界なんだよ。でも誰でもいいわけじゃなく、もちろん心を許せる人がいい。リセットする場所が欲しいんだよな。
WI 真壁さんの妄想劇場でいうと、例えば「ただいま」と帰ったらどういうふうに迎えられたいですか？
真壁 玄関までの廊下を立った状態で滑るように現れて、「おかえり！」と元気に迎えてくれる人がいいな。それを見て「何してんの？」って言いてぇ！ そのぐらい元気な方がいいんだよ。
WI リラックスしたいとおっしゃっていたので、イメージしていたのとかなり違いました（笑）。
真壁 リラックスしたいんだけど、そこは元気に「ただいま」と迎えてくれて、ただいまのチューをしようと迫ってくるのを、グッと押さえて「うがいするまで待て」って言いてぇんだよ。それで手をキレイに洗って、うがいもして、向こうが興味なくなった瞬間にグッって抱きしめる。まぁ、こんなことに付き合ってくれる女性はめったにいねぇだろうな（笑）。
真壁さんの連載は、本日が最終回！ ご自身の体験談も交えながら話してくれましたが、ここでちょっとこぼれ話を。
ひょんなことから「胸よりお尻をチェックする」という話になり、筋肉質でハリのある“イカッた”お尻（？）「イカリケツ」がお好みとのこと。「俺はいやらしい目で見ているんじゃなく、芸術作品を見るような感覚だね、もはや」とおっしゃっていましたが、なかなか完璧なイカリケツには出会えていないそう。
我こそはという「イカリケツ」をお持ちの女性は、ぜひ真壁さんにチェックしてもらっては？
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新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦「G1 CLIMAX 26」全19大会で、日本列島を横断！ 繰り広げられる灼熱の激闘ロード、クライマックスの舞台は、8月12日・13日・14日（＠両国国技館）。詳細や最新のチケット情報は特設サイト（http://g1climax.jp/）で！
■取材：さとうのりこ
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