「ダイヤモンド」と「パール」の知りたいこと!<Part1>
ダイヤモンドとパールは、一生モノジュエリーだからこそ色々と気になる! そこで今回は、宝石商の諏訪久子さんに「ダイヤモンド」について徹底解説してもらいました。
教えてくれたのは… 宝石商 諏訪久子さん
地球上でもっとも硬い宝石界の王様【ダイヤモンド】
◾ダイヤモンドジュエリーの美しさは「4C」では決まらない
【「4C」とは…世界共通のダイヤモンドの評価基準】
4Cのグレードが同じでも、透明感がありよく輝くもの、いまひとつ力強さに欠けるものがあり、この「美しさ」は目で見て判断するしかありません。購入する際は、まず自分の目でしっかり見ること、身につけてみることが大切です。宝石だけでなく、仕立てにも注意してください。裏側の仕上げを確認すると、相応のつくりであるかどうかわかります。少し背伸びをした予算プラスαの品物も検討して、10年後も(もちろんその後も)使えるものを選び、メンテナンスができるかどうか確認することが大切です。
◾ファーストダイヤでおすすめなのはエタニティリング
全周に宝石が留められたエタニティリングは、手持ちのものと重ねづけ、歳を重ねたら本数を増やすなど、アレンジがしやすくおすすめ。20代の方は、本物も欲しいし身につけたいけれど、流行を取り入れたアクセサリーや、シルバージュエリーなども使われると思います。全周や半周のリングなど、シンプルなダイヤモンドジュエリーなら、使う機会が多く間違いありません。いずれにしても、「毎日でもこれをつけたい!」と強く思うものを選ぶのがベストです。
◾ダイヤモンドは10億歳。地球が生み出した神秘の鉱物
これまでに採掘されているダイヤモンドはすべて、今から10〜35億年前に生まれたと考えられています。ダイヤモンドが生まれる場所は、地表から150㎞以上もある地球の奥深くで、ここはとてつもなく高温・高圧。ダイヤモンドが「もっとも硬い宝石」である理由は、尋常でない圧力を受けて結晶しているからです。ダイヤモンドは母岩に埋もれた状態でマグマや地殻変動によって地表まで押し上げられ、古代の人々に発見されました。
◾サイズによって美しさの決め手が異なります
\シングルカット/
表面に17の面をつけるカット法。小粒でも、光を反射する面の大きさが保たれる。
\ラウンドブリリアントカット/
表面に57の面をつけるカット法。様々な角度から光が差し込み、内部で複雑に反射し輝く。
ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドは、ある程度大きさがあるほうが、ダイヤモンドらしい7色の分散光がはっきりと見えます。ひと粒で楽しむなら、予算の中でより大きさのあるものをおすすめします。小粒のダイヤモンドは列に並べたり集合させたりするデザインで、大粒にはない華やかさを楽しむことができ、ボリュームのわりに価格を抑えることができます。特に0.01カラットのような小粒を組み合わせたジュエリーでは、シングルカットの明るい輝きも魅力的です。
◾ダイヤモンドは、なぜ価値が高い?
宝石は長い歴史の中で、価値をもち続けてきました。その中でも、ダイヤモンドの価値が高いと言われるのは、硬度が高く丈夫であること、一定の需要と供給が保たれていることによります。ダイヤモンドだから価値が高いわけではなく、ダイヤモンドよりも価値の高いルビーやサファイアもあります。身近な資産性という観点では「よい状態で使い続けられる」ことが「価値をもち続けている理由」と考えられるでしょう。
◾合成ダイヤの見た目は天然ダイヤモンドとまったく同じ。ただし存在意義が異なります
宝石は「鉱物または有機物で、装身具として使われ、美しく、希少で、耐久性がある」もの。鉱物は「地質学的作用により形成される、天然に産する」と定義されるので、そもそも合成ダイヤは宝石ではありません。合成ダイヤは精密機器に使うことを視野に合成されているので不純物がなく、研磨すれば見た目は天然ダイヤとまったく同じです。しかし材料と機械があればいくらでも作ることができるので希少性はありません。10~35億年前に生成され、地球時間で私たちの手元に届く天然ダイヤとは、存在意義が異なる物質だと思います。価値については、製造技術の発達により手に取りやすい価格帯のものが増えていくでしょう。将来的には、工業素材として発展するほか、アクセサリーの素材として使われていくのではないかと考えています。
CanCamメルマガアンケートで集計した【リアルDATA】
Q.初めての一生モノジュエリー、買うならダイヤ? パール?
ダイヤ派が半数越え! 「初めてハワイに行った記念」「仕事で頑張ったご褒美」などのきっかけで購入する人も。
▶︎買うならどのアイテム?
1位 リング…43人
2位 ネックレス…31人
3位 ピアス(イヤリング)…7人
Q.ファーストダイヤの予算は?
まずは手頃な値段で買いたい人が多かった!
カルティエやティファニーなどのハイブランドに憧れる人がいる一方、8割以上の人は予算30万以内で検討中という結果に。
価値の高いダイヤモンドを一生モノジュエリーに
記念やご褒美に買いたいダイヤモンド。価値や美しさの違いなど、しっかり知った上で一生の相棒になるジュエリー探しをしませんか。Part2では、パールについて解説するのでぜひチェックしてくださいね。
撮影/西原秀岳(TENT/静物) スタイリスト/石関靖子 撮影協力/川津 舞 イラスト/古荘風穂 構成/手塚明菜 WEB構成/稲垣あすか
◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。 ◆文中の[ ]内の英数字はK18=18金、K14=14金、K10=10金、K5=5金、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、SG=サクラゴールド、PT=プラチナ、SV=シルバー、GP=ゴールドプレーティング、YGP=イエローゴールドプレーティング、RHP=ロジウムメッキ、DIA=ダイヤモンド、LGD=合成ダイヤモンド、MOP=マザーオブパールを表します。









