毎日のルーティンに、日記という選択肢を。
皆さんは、毎日必ずこれをする! というルーティンはありますか? 歯磨きをしている間はスクワットをする、30分本を読む、寝る前にお香を炊くなどなど…。私は小学生の頃から15年間、日記をつけることをルーティンにしています。
「三日坊主」になりやすい代表選手と言ってもいい日記を、どうして15年も続けてこれたのか。今回は、日記をつけることの効果と続け方をご紹介します♪
初めて日記をつけたのは幼稚園のとき
まずは私と日記の出会いを紹介させてください。初めて日記を書いたのは、幼稚園生のとき。両親に「好きなものをひとつ買っていいよ」と言われ、私が選んだのが大好きなキャラクターの日記帳でした。
当時は日記というものがよくわからず完全に見た目で商品を選んでいましたが、“毎日の出来事を書くもの”と両親に教わり、小さいながらに幼稚園であった出来事を書き始めました。その後、小学4年生頃から改めて日記帳を購入し、毎晩書き始めました。
好きなキャラクターから始まったからこそ、日記に興味を持てたのかもしれません。
5年日記がおすすめ
今でもキャラクターは大好きですが、現在はシンプルな日記帳を愛用中。特に好きで皆様にもおすすめしたいのが3年日記や5年日記などの「連用日記」です。1日あたりの行数が少ない(5年日記だと5行くらい)のはもちろん、2年目以降は自分はそれまでどんなことをしていたのかがわかるので面白い!
少々お値段はしますが、その分頑張って続けよう…! という気持ちになります。
日記を書く効果
ここからは、実際感じている「日記を書くことによる効果」、特に「連用日記」を書くことによる効果をご紹介します。
①1日1日が違うと認識できる
「毎日職場と家の往復で代わり映えのしない毎日だなぁ…」とどんよりしてしまうこともありますよね。でも日記帳を前にペンを握ると、自然と書く内容を探すので、書き終わると「あれ、意外と今日も新しい発見あったじゃん!」と考え方が変わることもしばしば。1日1日が違うと認識できるので、何もせず毎日が流れていってしまうという感覚がなくなります。
②気持ちをリセットできる
ポジティブな感情もネガティブな感情も書き出すことで、一旦リセットして次の日を迎えることができます。書いたからといって悩みが解決するわけではないけれど、自分の気持ちをぶわーっと書き出して、それを読み返すことで「あぁ、自分は今こう思っているのか」と客観的に見れるんですよね。ネガティブなことは口に出さないという方こそ、日記のような場所で気持ちをリセットするのが良さそうです。
③数年前の感動をもう一度味わえる
受験で合格したとき、憧れの会社に内定したとき、大事なプロジェクトを任されたとき、好きな人と出かけたときなどなど…。連用日記は、過去の今日何をしていたのかわかるのが最大の魅力。手書きだからこそ、当時の熱量がそのまま伝わってきて心が動くんですよね。たった5行の日記ですが、自分で書いた小説を読んでいるような気分になります。
④成長を感じられる
例えば「慣れない業務に戸惑った」という内容が昨年の欄に書いてあったとして、「最初は大変だったよなぁ。でも今は普通にできるようになったな」と成長を感じられることも。自分は何も前に進んでないと思っていても、過去の自分が成長を実感させてくれます。
⑤明日への準備
日記の最後に“明日はこんな一日にしよう”という内容を書くことで、明日を迎えるにあたっての気持ちの準備ができます。「明日は振込を忘れない!」「もっとテキパキ動けるようにする」などなど。日記は過去を振り返るものと思われがちだけど、未来への準備もできるんです♡
どうやって続ける? 日記を続けるコツ4選
とはいえ、日記を続けるのってなかなか難しいですよね。ということで、お次は、私流の日記を続けるコツを4つご紹介いたします。
①無理に埋めようとしない
疲れているときはスペースをすべて埋めようとしなくてOK。まずは自分がそのとき思っていることを言葉にして。「今日食べたシュークリーム美味しかった」というような一言でも、数年後どんなシュークリームだったか思い出せるかも!
②出来事じゃなくて、考えていることでも良い
今日書くことない! というときは、今自分がどんなことを考えているかを書いても◎。その日に関係ないことだとしても、思考の整理になることに加え、読み返したときに「自分はこんなことを考えていたのか」という発見につながります。
③ベッドで横になりながら書くのも◎
間接照明でお部屋を良い雰囲気にして、机に向かって書く…というおしゃれな日記タイムを想像しているあなた、それもとっても良い! でも、必ずしも机に向かって書かなければいけないというものでもないので、ベッドで寝ころびながら雑に書くのもアリなんじゃないでしょうか。私は15年間、お布団に入ってうつ伏せで書くのが定番スタイル。寝る前に“ついで”で書けるのでルーティンに組み込みやすくなります。
④仮に何日も空いてしまっても、そこから再スタート
忘れてしまったり、寝落ちして書けなかったり、続けられないこともありますよね。でも諦めないで!! 3日坊主を何度も続ければ、気づいたら習慣になっているもの。たとえ数ヵ月単位で間が空いてしまっても、気づいたその日から再スタートすれば良いのです。自分以外の誰も読まない、自分だけのために書いているものですから気楽に行きましょう♪
SNSで気軽に思っていることを呟けるようになった今だからこそ、紙に手書きで書く、そしてそれを自分以外の人は見ないという状況は新鮮かも。日記に興味がある方は、ぜひこの機会に始めてみてはいかがですか?(平田真碧)