オードリー・若林正恭さんと南海キャンディーズ・山里亮太さんの2人の半生を描く、実話に基づいた感動の新日曜ドラマ『だが、情熱はある』（日本テレビ系・毎週日曜22時30分）。若林さん役を髙橋海人さん（King ＆ Prince）、山里さん役を森本慎太郎さん（SixTONES）が演じていて、6月11日（日）に第10話が放送になります。
本作は、極度に人見知りな超ネガティブ男と、被害妄想と嫉妬に狂う男が、いばらの道をもがき苦しみながら突き進む、笑いと涙の青春サバイバルストーリー。
今夜は第10話を放送。2009年、前年の『M-1』グランプリで準優勝を果たしたオードリー･若林さん（髙橋さん）と春日俊彰さん（戸塚純貴さん）は、すっかり有名人の仲間入り。毎日のようにテレビ局で芸能人に会い、楽屋に行けば弁当が何種類も用意されていました。
現場から現場へ大忙しで、移動中もネタ合わせ。「俺ら漫才師じゃん」と悦に入る若林さんは、売れたことで家族への後ろめたい気持ちもなくなり、苦手だった父・徳義さん（光石研さん）との会話も楽しめるようになってきたのも束の間、だんだんと世間の注目が春日さんのキャラに集中していき、若林さんは不安を抱き始めます…。
仕事はもっぱら春日さんの住むアパート『むつみ荘』のロケばかりになり、春日さんの節約生活をいじる企画の繰り返し。このままじゃすぐに飽きられてしまいそうなのに、スタッフもファンも春日さんにしか興味がなく、若林さんは蚊帳の外。仕事が増えたら幸せになれると思っていたのに、ちっとも楽しくありません。もどかしい思いを募らせる若林さんは、顔見知りのプロデューサー・島さん（薬師丸ひろ子さん）から居酒屋に呼ばれて…。
オードリーが躍進を遂げる裏で、南海キャンディーズ・山里さん（森本さん）は相変わらず広がり続けるしずちゃん（富田望生さん）との格差に卑屈になっていました。しずちゃんにはドラマやCMのオファーが舞い込むのに、自分に来る仕事は朝の情報番組『スッキリ』のクイズコーナーの進行役…しかも声だけの出演。「自分に向いてる仕事をやればいい」とマネージャー･高山さん（坂井真紀さん）に言われて始めてみたけれど、クイズの中で旬の芸人やしずちゃんの活躍を紹介するのは、やっぱり悔しい。どうしようもうない憤りを抱える山里さんも、島さんに呼ばれ…。
かくして居酒屋にやって来た若林さんと山里さん。初めて顔を合わせる2人は、面白くないヤツだと思われたくない…と勝手な被害妄想を膨らませて目を合わせようともしません。才能はあるのに、何かが足りてない2人。そんな若林さんと山里さんに島さんが運命の一言を告げます、「やるよ、2人の番組」と――。
世間になじめず、自意識過剰…似た者同士の2人がついにユニット結成。コンプレックスをネタにして、惨めな思いを笑いに変えて、たりないふたりの快進撃が始まります！
