リサイクルやリメイクとの違いは?「アップサイクル」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「アップサイクル」って何?

アップサイクルをデジタル大辞泉で調べてみると…

アップサイクル【upcycle】
廃物をそのまま再利用するのではなく、商品としての価値を高めるような加工を行うこと。古布や廃材を用いて、しゃれた小物を作るなど。→リサイクル

アップサイクルとは、捨てられるはずだったデニムやタイヤ、ベルトなどを再利用してデザインやアイデアをプラスすることで付加価値を加え、アップグレードした製品として生まれ変わらせること。似たような意味で使われる言葉に「リサイクル」がありますが、リサイクルは廃棄されるものから使える繊維などを取り出し原料として使用するのに対し、アップサイクルは素材をそのまま使用するため再利用するためのエネルギーも抑えらることがポイントです。また、古い素材にアレンジを加えて再利用する点が共通している「リメイク」もよく耳にしますが、アップサイクルは価値を高めることにも注力していることが大きな違いです。

アップサイクルデニムワンピの着こなし

ヨーロッパリーバイスのアップサイクルデニムをパッチワークしてつくられたワンピースは、背中が大胆に開いていて、夏には1枚で楽しめそう! デニム×デニムの遊びゴコロのあるカジュアルコーデの仕上げには、チェック柄シューズでキャッチーに盛り上げて。実はこのブーツもアッパー部分にリサイクルコットンの糸を使用したサステナアイテム♡

CanCam2022年3月号「トラちゃんとアースフレンドリーな服」より
撮影/三瓶康友 スタイリスト/町野泉美 ヘア&メイク/MAKI モデル/トラウデン直美(本誌専属) 構成/佐藤彩花、権藤彩子 WEB構成/久保 葵