目尻ラインはどこまで描けばいいのか。目の形を忠実に守り、はみ出すことなく終わっては、目力アップの効果がないので、引いてる意味がありません。
『Precious』7月号によれば、アイラインで最も重要なのは「目尻の処理=止める位置」。まず、「自然な長さの目尻ライン」を基本としてマスターし、その上で「太め&長めの目尻ライン」をマスターするべき、と説いています。「太め&長め」なんて若い子がやるもの、と思いがちですが、たるみ目をグッと引き上げ、目を縦にも横にも大きくパッチリ見せる最強のアイライン。パステル系の明るめアイシャドーのときは、ハレぼったくならないように「太め&長め」がオススメです。
「自然な長さの目尻ライン」も「太め&長めの目尻ライン」も、それぞれ3ステップで完成するのでご紹介します!
【両方に共通のステップ】
起点はまぶたの中央。まつげの下から当てるまつげとまつげの際を埋める基本の線は、まつげの下から筆を当てて描きます。順番は、まぶたの中央→目尻、中央→目頭と、輪郭に沿って描くと失敗しにくいです。
■「自然な長さの目尻ライン」3ステップ
1.まつげの上から筆を当て、黒目の上を起点に目尻まで少しずつ描く
まつげとまつげの間を埋め終わったら、次にまつげの上から筆を当てて、ラインに太さを足すように描きます。
2.目尻ラインはハネ上げずに下げすぎず、真横に。約5mmのばして長めに仕上げる
鏡を正面に置き、目を開けてスッと真横に描きましょう。輪郭どおりに下がりラインで描くとたるみが目立つので注意!
3.たるみ目尻を引き上げ、自然に大きく見えるように目尻側をやや太めに仕上げる
目頭側を太くすると作為的に見えるので、太さは足さないこと。中央から目尻のラインだけを太くします。
■「太め&長めの目尻ライン」3ステップ
「自然な長さの目尻ライン」を仕上げてから、目尻側の三角ゾーンを広げるように描き足します。
2.横広がりの強い目元に仕上げるために、目尻は約8mm長めに描く
8mmも?と思うかもしれませんが、たるみまぶたにはこれくらいないと、横広がりの大きな目には映りません。
3.たるみまぶたでアイラインにかぶるのが前提。これくらいの太さは必要!
太さにも驚くかもしれませんが、アイシャドウをのせると肌とラインの隙間がぼけて、わざとらしくならないので、自信を持って長く&太く仕上げましょう!
目を閉じている写真を見ると、「え、こんなに太くするの?」と思われるかもしれませんが、たるみ目にはこれぐらいの太さがないと強い目力は生まれません。年齢を重ねてまぶたのたるみが気になっている人で、アイラインを入れたのに目もとがぼんやりした印象だなぁと思っている人は、このテクニックを参考にしてみてください。(さとうのりこ)
(『Precious』2014年7月号)
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