雛倉さりえ6年ぶりの新刊『もう二度と食べることのない果実の味を』4月16日発売!
ふたりを誰よりも深くむすびあわせ、同時に破滅をもたらしたもの。それが、セックスだった―――
17歳で「女による女のためのR-18文学賞」で鮮烈なデビューを飾った作家・雛倉さりえさんが6年ぶりに手掛けた『もう二度と食べることのない果実の味を』が4月16日に刊行されます。
発売前から注目度の高いこの作品は、刊行前からデジタル少女漫画誌『&フラワー』でコミカライズが開始! こちらもふつふつと話題になっています…!
そんな衝撃作品、通称『たべかじ』の刊行を記念して、CanCam.jpでは大型試し読み連載を開始! 20日間連続で、どこよりも早く作品をお届けします。
『もう二度と食べることのない果実の味を』あらすじ
高校受験のために勉強に励む冴は、学年で2位を誇り、クラスの中で近寄りがたいと浮いた存在。
ある日、クラスの女子に掃除当番を押しつけられた冴は、学年トップの土屋くんと教室で二人きりに。受験のストレス、クラスで浮いた存在、姉へのコンプレックス、様々な鬱屈が絡み合い、好きでもない、ただそこにいただけの土屋くんにキスをしてしまう。二人は、その後、学校や家の人に隠れて逢瀬を重ね、危険な遊びへ身を投じていく。
二人に切なすぎる結末が待ち受ける―――
装丁写真を手がけるのは気鋭の写真家・岩倉しおり氏
装丁の写真を手がけたのは、インスタグラムのフォロワー数は26万人の人気写真家、岩倉しおりさん。15歳の繊細さと刹那を優しく包みこむような装丁にも注目が集まりそうです。
恋だったのかどうかわからなかったけど心をざわつかせてくれた人に、もう一度、会いたくなる物語。この春の再注目作『たべかじ』、ぜひ誰よりも早くチェックして!
1995年滋賀県生まれ。近畿大学文芸学部卒。早稲田大学大学院文学研究科卒。第11回「女による女のためのR-18文学賞」に16歳の時に応募した「ジェリー・フィッシュ」でデビュー。のちに映画化。最新作に『ジゼルの叫び』がある。
写真:岩倉しおり
本作はきららに連載されていた『砕けて沈む』の改題です。
本作品はフィクションであり、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。
この文章の無断転載、上演、放送等の二次利用、翻案等は、著作権上の例外を除き禁じられています。
(c)Sarie Hinakura・小学館