半年前と街の女性はこんなに変わった!2019年のリアルなヘア&メイクトレンド速報
秋冬ってメイクもお洋服もとってもカワイイものが多いですよね♡ 2018年秋-2019年冬はどんなヘアメイクを楽しみましたか?
街頭調査によると「新しいフェミニン」な女性が急増しているようです。そんな2018年秋冬の街頭トレンドを解説しちゃいます! 今回は株式会社資生堂が300人の女性を対象に調査した「東京の街を歩く女性たちのメイクアップとヘア傾向」を紹介します。
メイクアップアーティストが解説!~2018年秋冬のメイクトレンド~
今季の街頭のメイクトレンドは、半年前に比べて急激な変化が見られました。
少し前の「モテ顔」とは異なる顔が主流となり、若年層を中心に「フェミニン」の表現が変わってきたようです。
全体的に「化粧感」がアップしています。肌はカバー感のあるシアーマットな仕上がりで、さらに目もとも口もともしっかりとメイクを施し、雑誌でも見られたキーワード「W盛り」が人気です。これは先シーズンの「素肌感のある肌」×「ポイントメイクはなじませ仕上げ」とは異なる傾向。秋冬にかけメイクのボリューム感がアップし、半年でトレンドが大きく移り変わったことがわかります。また、輪郭をはっきりと取るリップや余分なうぶ毛を手入れしたすっきりとした眉づくりなど、洗練度も上がってきています。「しっかりメイク」が流行っているようです。
パーツごとに、さらに具体的に見ていきましょう。
・カバー力のあるシアーマットな肌作り
肌は今季とくに大きな変化が見られたパーツです。これまで素肌感を残したナチュラル肌が主流でしたが、今季はカバー感のあるシアーマット肌に仕上げる方が多く見られました。ファンデーションを塗る前の下地づくりが丁寧で、下地やコントロールカラーなどで肌のトーンを上げ、明るめの肌づくりをしているように見受けられます。
この急激なトレンドの変化の背景には、SNSや美肌加工アプリの影響が考えられます。つるりとした、なめらかな肌を見慣れているため、より完璧な肌の仕上がりを求めているのではないかと思われます。
・オレンジ系のアイシャドウに繊細なアイライン使い
目もとは、オレンジ系・イエロー系のアイシャドウが増えており、アイホールに大胆に幅広く色をのせる傾向にあります。質感はマットから大きめのグリッター、パール入りのものまでさまざまなバリエーションが見られます。
また、定番のブラウン系は引き続き人気の一方で、先シーズンに多く見られたラベンダーをはじめとするパープル系・ピンク系メイクは、大幅に減少しました。
さらに、アイラインの入れ方がとても繊細になっており、ごく細くまつ毛の際に引いている方が多く見られます。
・すっきり眉で洗練度アップ
続いては眉! メイクの印象を決める際にとてもポイントになる部分で、最も時代を反映するパーツです。以前見られていた太眉は少なくなり、余分なうぶ毛をきちんと手入れし、少し細めですっきりと整えた、洗練された印象の眉が主流になってきました。より垢抜けた印象がうまれるのではないでしょうか。
・輪郭の描き方に変化あり
リップはシーズン毎に主流となる人気色がみられていましたが、今季は人気が分散し、レッド・ピンク・ローズがほぼ同数になりました。このことから、皆が同じ色ではなく、自分の好きな色を自由に選ぶ多様性が感じられます。上にブラウンのリップを重ね、季節感を出した色使いも見られたのではないでしょうか。
今季、変化が見られたのは輪郭の描き方です。ここ数シーズン輪郭をぼかして描いたリップが多く見られていましたが、そのトレンドに変化が見て取れます。唇の輪郭をはっきりと取って、色をのせている人が大半を占めています。
ヘアメイクアップアーティストが解説!~2018年秋冬のヘアトレンド~
2002年の秋以来、街頭調査ではロング(鎖骨からバストトップまで)が不動の人気でトップでした。しかし、今季は16年ぶりにセミロング(あご下から鎖骨まで)が1位となりました。3シーズン続けて、街頭ではセミロング人気が高まっていましたが、それがついにメインストリームとなった形です。ヘアトレンドにとって、大きな転換期だと考えられます。
・主流はセミロングに!
1位となったセミロングのなかでも街頭で多く見られたのは、鎖骨くらいの長さ。毛先が肩にあたり、自然と外ハネができるレングスです。流行の帽子にも合わせやすく、巻き髪やアップなどのアレンジもしやすい長さです。今季の調査では、どの地点にも一定数のボリュームでセミロングの女性が見られました。ワックスをつけた濡れ感のある外ハネが人気があるように見受けられます。
・顔周りはすっきりクリーンに
依然として前髪は人気ですが、先シーズンに比べてやや減少しました。今季は前髪に動きをつけず、きれいに整えて下ろすのが主流です。また、前髪を作らずにすっきりと顔を出す方も多く見られます。
・カラーはハイトーンが人気
ヘアカラーは、昨年から比較すると明るい色の方が倍増しています。明度が高いハイトーンのブラウンが約半数です。さらに内側だけブリーチをして明るい色を混ぜるなど、凝ったデザインカラーをしている方も増加していました。ブリーチをすることで透明感のある色合いになり、かわいいカラーが生まれます。
・セルフスタイリングが上達
街頭の女性たちのスタイリング技術は、シーズンを追うごとに向上が見られます。複数のアイロンを使い、複雑な巻き髪に仕上げている女性が多いのも印象的でした。調査結果によると、サロンでパーマをしている方の割合は1割未満。一方、ヘアアイロンでくせづけをしている人は8割弱で、髪に動きをつけている方は、ほぼ自分自身でスタイリングしているということがわかります。今はInstagramやYouTubeなどで簡単にできるヘアアレンジ動画などを見ることができ、自分がしたいヘアアレンジをセルフでできるよう学んでいる女性も多数! パーマをかけてスタイルを固定するのではなく、ヘアアイロンを使うことでストレートも巻き髪も毎日好きなようにアレンジできるのも楽しいですよね。
ヘアメイクアップアーティストがアドバイス!~トレンドを取り入れるコツ~
・自分流のアレンジで楽しむ
近年、トレンドの流れが変わってきました。これまで同調志向が強いと言われてきた東京でも、人々の価値観は多様に変化しています。ここ数シーズンの間に見られてきた多様化が顕著になり、その表現が自由で大胆になってきています。ブライトリップの流行でも、レッド・ピンクやローズなど、多様な中からその日の気分に合わせて自分らしい色を選ぶことで表現の幅が広がります。ヘアも個性的なカラーデザインを楽しむ傾向です。人とおそろいではなく自分流のこだわりでトレンドをアレンジし、自由に楽しみましょう。
・ポイントメイクは色を効かせる!
肌:さまざまなトレンドがありますが、今シーズンはシアーマットがおすすめです。肌色はワントーン明るめに、下地やコンシーラーを上手に使い丁寧にベースメイクを仕上げます。
眉:余分なうぶ毛を取り除き、ブラシで毛流れをきれいに整えるだけでも、ぐっと垢抜けた印象になります。
目もと:オレンジ系などの明るい色のアイシャドウをアイホール全体にしっかりとのせるのが今季らしい仕上がりのポイントです。アイラインはまつ毛の根元を埋めるように細く繊細に入れましょう。
リップ:口もとは丁寧に輪郭をとり、発色のよい明るめのリップを塗ると今シーズンらしいムードに仕上がります。
チーク:目もとと口もとに色を効かせたら、チークはなじませる程度がおすすめです。
・ミディアムヘアのアレンジ
今季は肩にかかるかかからないかのミディアムヘアが気分です。自然と外ハネするのが今のトレンドにぴったりです。
前髪は目にかからない長さにし、毛流れをきれいに整えることがポイントです。また前髪を作らずに顔をすっきりと出しても今シーズンらしい雰囲気になります。ヘアアレンジをする場合、サイドの後れ毛などは作らずにすっきりと顔を出すのがおすすめです。
巻き髪をする場合は、きれいに巻きすぎないことがポイント。ヘアアイロンを使って、内巻きと外巻きをミックスさせ、ランダムな動きが出るように仕上げましょう。
ポイントは「メイクは色を使いハッキリと! ヘアはミディアムで自然にゆるっと」ですが一番のポイントは「自分らしく」ということ。
このアドバイスを参考に、自分らしいヘアメイクを是非楽しんでください♡ (中川瑞月)
情報提供元/株式会社資生堂