品川ヒロシ「僕、自分の映画、好きなんです」 映画「Zアイランド」品川ヒロシ監督・山本舞香インタビュー【前編】

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絶海の孤島を舞台にヤクザと“Z(ゾンビ)”の超絶アクションを描いた公開中の映画『Zアイランド』(http://www.z-island.jp)の、品川ヒロシ監督と山本舞香さんにインタビューを行いました。

 

「よろしくお願いします」と先にインタビュールームに到着した山本舞香さんの手にはなにか袋が。品川監督が少し送れて入室されると「お誕生日おめでとうございます」とその袋を手渡しました。

実は、インタビュー前日は品川ヒロシ監督の誕生日。プレゼントを用意していたそうです。インタビューはそんな和やかな雰囲気でスタート。

 

Woman Insight編集部(以下、WI 完成した作品を観た感想を教えてください。

品川ヒロシ監督(以下、監督) 編集で何千回って観ているんですけれど、完全にできてからさらに50回くらい観ているんですよ。好きなんですね~、自分の映画(スタッフも全員大爆笑)。「品川家試写会」やるぞと言って、自分の家に後輩を呼んで観て、(哀川)翔さん家で飲んで夜中の0時からひと晩で2回観ましたから。全然飽きないですね。それくらい好きなんです(笑)。

山本舞香さん(以下、山本) 私も好きです。(監督ちょっとテレ気味)カッコよかったです。途中までできたものを観せていただいて「すごいカッコいい!」って思ったんですけど、試写会のときに全部観て「メッチャかっこいい!」って。普通、映画って「ちょっと長いな」って感じるときがあるのですが、全然ならなくて、すぐに終わった感じがしました。それくらい“カッコよかった”です。ふふふ。

 

WI ヤクザとゾンビ。固定観念かもしれませんが普通は夜のシーンが多いと思いますが、本作はほとんど昼間ですね。

監督 そうですよね。昼が多いのは、せっかくいい特殊メイクをしても、ナイターだと潰れちゃって、「メイクの良さが伝わりにくいな」って思ったんです。昼にしたのはそういう理由もあります。

 

WI ヤクザ映画というと、男くさい骨太のイメージですが、そこにゾンビを絡ませる発想に驚きました。

監督:本当にゾンビが出てきたときに「誰が戦えるんだろう?」って考えたんです。それで最初に警察、次に格闘家、そしてもうひとつはヤクザだと思って。化け物が出てきたときに、対抗できる人を順番に考えたらって感じですね。あと、怪我するかもしれないからお医者さんが必要だなとか、漁師って荒々しいから漁師がいても……って感じで考えた部分もありましたね。