毎日の食事で美しくなる♡管理栄養士が語る「美人になる食事」「おブスになる食事」の違い

「美人になる食事」って? モテに近づく食材を管理栄養士に聞いてみた


誰もが毎日する「食事」。これを「なんとなく」食べるか、「意識的に」食べるかが美人とおブスの分かれ道!

美人になる食事

どれだけスキンケアなどの美容を頑張っても、結局あなたを作るのは「あなたが食べたもの」。そこをないがしろにしていては、美人への道は遠のくばかり。

そこで本日は管理栄養士の篠原絵里佳さんに、美人になるための食事のコツをうかがいました。案外見逃しがちなトピックスの数々、早速チェックしていきましょう♡

【1】お肉を食べてモテ効果アップ♡


女性ホルモンのエストロゲンには、髪や肌のうるおいを保つ効果があります。

そんな女性ホルモンの材料となるのは、お肉や魚・卵・大豆製品に含まれる「たんぱく質」と、お肉に豊富な脂(飽和脂肪酸)から作られる「コレステロール」。そのため、お肉を食べるとうるおいある魅力的な女性に近づけます。

お肉であれば牛・鶏・豚肉のどれでもOKですが、あえておすすめをあげるとするなら、鉄が豊富な牛肉を積極的に食べましょう。

牛肉

他に美を高めるモテ食材は「納豆」「アボカド」「果物」

納豆は腸内環境を整えてくれる「発酵食品・オリゴ糖・食物繊維」の要素を兼ね備えているため、腸を美しくするのに役立ちます。

アボカドは質の良い油(オレイン酸)や食物繊維、ビタミンB群。果物は抗酸化ビタミンや食物繊維など、それぞれ美容にいい栄養素がたっぷり含まれています。

アボカド

 

【2】美に欠かせない「鉄分」


意外と美に欠かせないのが鉄分。多くの女性は鉄が不足しています。鉄が不足すると、冷えを招きます。これによる影響は甚大。

◆外見への影響

・顔色や化粧ノリが悪くなる

・クマができやすくなる

・代謝が落ちて太りやすくなる

・コラーゲン合成がうまくいかなくなり、シワやたるみができやすくなる

・髪が抜けやすくなる

・爪が割れやすくなる

◆メンタルへの影響

・イライラしやすくなったり、抑うつ傾向や・クヨクヨしやすくなる

・朝の目覚めが悪くなる

・PMSを招きやすくなる

 

心も体もキレイになるなら、鉄を意識して摂りましょう。

◆鉄分摂取におすすめの食材

かつお

鉄を多く含む食材はレバーが代表的ですが、他にも牛ヒレ肉などの赤身肉、カツオやマグロ・サバ・イワシなどの赤身魚、あさり、納豆や厚揚げなどの大豆製品、卵、小松菜などの青菜類にも含まれています。

鉄は吸収率が悪いため、吸収を良くするビタミンC(果物等)と一緒に摂るのがおすすめ。食後に果物をプラスするなど、意識的に「鉄+ビタミンC」を組み合わせましょう。

 

【3】ツヤっとした美人になるなら「脂質+ビタミンB2」!


ツヤの正体は「脂質」です。そのため、良質な脂質と、脂質の代謝を促すビタミンB2を摂るのがおすすめ。

ビタミンB2は「美容のビタミン」とも呼ばれており、肌や髪・爪にうるおいやツヤを与え、白目の充血を取って瞳をキレイにしてくれるなど、「かわいい」を作ってくれる栄養素です。

そのため、「良質な脂質+ビタミンB2」を組み合わせて摂るのがうるおったツヤへの近道。

オリーブオイル

◆良質な脂質

1.オレイン酸:アボカド、アーモンド、オリーブオイル等。牛肉にも含まれます

2.オメガ3脂肪酸:青魚、クルミ、アマニ油、えごま油等

(※アマニ油・えごま油は酸化しやすいため、加熱厳禁。ドレッシングなどの生食でいただきましょう。また、開封したら冷蔵庫で保管し、1か月で使い切ってください)

◆ビタミンB2

牛乳、乳製品、納豆、青魚等

 

 

【4】食材のモテ効果をより効果的に取り入れるなら「ご飯」も忘れずに!


昨今の糖質制限ブームにより「お肉を食べるときはご飯を抜く」という方も増えていますが、これは効果半減。本来エネルギーになる糖質が不足すると、体はたんぱく質をエネルギーとして使ってしまいます。

そのためお肉を食べるときには、ご飯などの糖質を一緒に摂るのが重要です。糖質を一緒に摂ることで、女性ホルモンとなるたんぱく質がエネルギーとして使われてしまうことを防ぎ、女性ホルモンに変わりやすくなります。

ごはん

糖質を食べるのがどうしても気になるようであれば、せめてご飯の量は「なくす」ではなく「減らす」、最初に野菜や海藻などを食べたり、食物繊維入りの健康茶を飲む……など、おいしい糖質対策を。

また、ビタミンB6はたんぱく質の利用を良くして女性ホルモンを作りやすくするため、ビタミンB6が豊富に含まれる緑黄色野菜を一緒に食べると効果アップ!

 

 

【5】おブスになる食べ方は「朝食抜き」と「夜遅い時間の食事」


ついついやりがちな「朝食抜き」「夜遅い時間の食事」ですが、このふたつは「太りやすくなる」以外にもNGな理由が存在するおブス直結の食べ方。その理由を見ていきましょう。

◆朝食抜きがNGな理由

たんぱく質は食べ溜めができません。そのため、朝食で糖質・たんぱく質が足りなければ、体内のたんぱく質が分解されてエネルギー源として使われてしまいます。それを続けると筋肉量が減って代謝が落ちたり、肌や髪・爪まで栄養が届かなくなり、肌荒れ、パサパサな髪、爪がカサカサしたり割れやすくなる……などにつながります。

また、体は休むことなく生まれ変わっている(代謝している)ため、たんぱく質が不足した食事は、代謝も滞り、肌荒れ等も起こしやすくなります。

◆夜遅い時間の食事がNGな理由

眠っている間に肌や髪はキレイに生まれ変わります。夜遅い時間に食事をするとどうしても眠りが浅くなり、肌や髪の生まれ変わりを妨げてしまいます。

【6】何より大切なのは「バランス」


これまで数々のおすすめ食材を紹介してきましたが、何より重要なのは「バランス」です。

栄養素はバランスよく摂ることで、それぞれの栄養素が体内で働くことができます。不足している栄養素・摂りすぎる栄養素があると、すべての栄養素の利用が悪くなる(=代謝が落ちる)といったことが起こります。

 

ご飯やパンなどの主食、肉や魚などの主菜、野菜や海藻などの副菜をできるだけそろえて食べることを意識することが大切。その上で、上記の食材を取り入れるようにしてみてくださいね。

 

お話をうかがったのは…

管理栄養士 篠原絵里佳さん

総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。長年の臨床経験とアンチエイジング(抗加齢)医学の活動を通して、体の中から健康と美を作る食生活を見出し、「おいしい糖質対策」などを分かりやすく発信することを得意とする。

https://ericashinohara.com

 

構成/後藤香織

 

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