「プチ整形」と「整形」って何が違うの?プチ整形のリアルをプロに聞いてみた

プチ整形ってそもそも何?人気のプチ整形や費用を聞いてみた


(c)Shutterstock.com

「興味はあるけど実際どうなの?」、「プチ整形にかかるリアルな費用って?」、「リスクはある?」などなど、プチ整形の気になる疑問をSNSやYouTubeで人気の美容外科医・嶽崎医師が答えてくれました。

Q.そもそも「プチ整形」と「整形」って何が違うの?

A.メスを使わないのが「プチ整形」

「基本的にはメスを使わないダウンタイムの少ない施術を指します。具体的にはヒアルロン酸注入、ボトックス注入、脂肪溶解注射などがありますが、糸で留める二重術、いわゆる埋没法などもこのカテゴリーに入る施術です。それに対して整形とは、切開術や、シリコンインプラント、さらにプチ整形も含めた全般の施術です。ただし、切らないリフトアップ術などをプチ整形と呼ぶこともあります」(嶽崎先生)

手軽なプチ整形に対して、切る施術がメインの整形手術。切ることでダウンタイムが長かったり、費用が高かったり、その分リスクもあるので慎重に選ぼう!

Q.プチ整形の費用は? いくらあればできる?

A.注射は3,000円から〜

A.「費用はクリニックによって様々。とはいえ、価格も“プチ”なのがプチ整形のいいところです。簡単な注射などは3,000円くらいからできるところも多いですよ」(嶽崎先生)

最近では手軽なメニューが増え、プチ整形の費用もピンキリ。ただ、安価であることを理由に、ヒアルロン酸などの注射を同じ打ち続けていると将来そこを起点にシワが折れることもあるので注意が必要!

Q.最近人気のプチ整形って?

A.二重埋没法は幅広い世代で人気

「今も昔もプチ整形の人気ナンバーワンの王道メニューといえば、二重埋没法です。プチ整形は、メスを使うような本格的な整形に比べれば変化は少ないものですが、その中でも二重埋没法はかなり見た目の印象を変えることができます。それに加えて、近年になって人気になってきたのは、小顔のプチ整形です。昔までは『輪郭は骨格だから変えられない』と思われていました。しかし、脂肪溶解注射とボトックスで余分な脂肪や筋肉を減らし、余った皮膚を溶ける糸で引き上げることにより、手軽にきれいな輪郭をプチ整形で作れるようになりました。幅広い世代で人気のメニューです」(嶽崎先生)

Q.特に20代に人気の整形は?

A.小顔整形が圧倒人気!

「やはり、プチ整形が人気。小顔にするプチ整形は、エラの筋肉をボトックスで減らしたり、脂肪溶解注射で余分な脂肪を落とすことで簡単にお顔のボリュームを減らせるので人気の施術。美肌効果もあるんですよ」(嶽崎先生)

ミレニアム世代のライターからも「やりたい!」との声が多い小顔整形。バレにくくダウンタイムの少ない最新メニューも豊富に揃っているのでチェックしてみて!

Q.プチ整形のリスクは?

A.過度にやりすぎて失敗してしまうことも

「プチ整形は手軽な反面、変化が少ないのが特徴。なかでも二重埋没法は印象の変化は大きいのですが、もとの目元の形によっては本格的な美容整形手術をしなければ理想的な二重にならないことも。プチ整形で可能な範囲を超えた変化を望むのに、プチ整形だけでなんとかしようとすると、不自然な目元になったり、アバターのように鼻が大きく膨らんでしまったりすることがあるので、プチ整形で大きな変化は望まない方がいいです。また、ヒアルロン酸注入は稀に塞栓症といって、動脈血管中にヒアルロン酸が入ってしまい、血流不全による壊死を起こすことがあります」(嶽崎先生)

プチ整形だからといって、油断禁物! どんな施術にもリスクはつきものなので、不安なことがあれば受ける前に必ず医師に相談して。

教えてくれたのは……銀座TAクリニック嶽崎医師

銀座TAクリニック嶽崎医師

TAクリニックグループ統括院長。モデルやタレントからご指名多数。二重術やリフトアップに定評があり、丁寧なカウンセリングで予約が絶えない。

 

取材・文/齋藤奈々

 

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