いくつ知ってる?意外と知らない「たこ焼き」トリビア8選

たこ焼きってふとした時に食べたくなりますよね。たこ焼き店の近くに立ち寄ると、あれほど強い誘惑はあるのかと思うほどいい匂いがしてきますよね~!

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また関西では生活の一部ともなっているたこ焼き文化ですが、関東ではまだ日常生活にまでたこ焼きが浸透しているとはいえません。
そこで今回は「お台場たこ焼きミュージアム」が調査した、たこ焼きトリビアについてお伝えします。みなさんはいくつご存じでしょうか。

 

※紹介するトリビアに関しては、諸説あるものも含まれます。

【意外と知らない「たこ焼き」トリビア8選】

◆【その1】たこ焼きは、「ラヂオ焼き」と「明石焼き」のミックス!?


たこ焼き

たこ焼きの歴史は、前身となるラヂオ焼き、明石焼きという食べ物の存在なしでは語れません。ラヂオ焼きとは、明治時代からありたこ焼きと同じで生地を丸く焼いたもの。ただ、具はスジ肉やこんにゃくでした。一方、江戸時代から存在するという明石焼き(ご当地付近では「玉子焼」と言われる)は、ダシにひたして食べたり、生地がふわふわだったりという違いがありますが、中身はタコでした。この両者が合わさってできたのが、たこ焼きと言われています。たこ焼きってもともとたこ焼きってものがあったわけじゃなかったんですね。時代を積んでいくうちにふたつの料理が合わさったとういうことだったんですね。たこ焼きの歴史は想像以上に深いものでした!

 

◆【その2】たこ焼きの元祖は、今も人気の「会津屋」!


たこ焼き会津屋
たこ焼きの元祖は「会津屋」というお店。「会津屋」は昭和10年に誕生しました。もともとラヂオ焼きの屋台を営んでいた会津屋が明石ではタコが入っていると聞き、ラヂオ焼きの具をタコに変えることで生まれたものが、みなさんがご存知の「たこ焼き」なのです。ちょっとした遊び心でたこ焼きは生まれたよう。
そしてこの会津屋はなんとたこ焼き誕生から80年以上経つ現在でも営業しており、お台場たこ焼きミュージアムにも出店しています。

◆【その3】東京は待たされると喜ぶ、大阪は長いと帰る?


行列
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大阪でも東京でも焼きたてが好まれるのは当たり前ですが、大阪ではあまり時間がかかるようだと「じゃあいいわ」と他の店に移ってしまうことがよくあり、東京では比較的長く待ってくれるようです。

人気のたこ焼き店には行列もつきものです。東京には「なぜ並んでいるかもわからないのに、行列を見つけたら並ぶ」ほどの人もいますが、大阪の人は「あそこは並んでいるから、他の店でもいいか」となる傾向にもあるようです。
大阪ってたこ焼き店、本当にいっぱいありますよね。大阪旅行に行った時に「どこに行けばいいんだー?」って悩んだ記憶があります。そんなにたくさんお店があるならここは混んでるなら、他のお店でいっかという気持ちにもなりそうですよね。

 

◆【その4】北にいくほど上品な味、南にいくほど下町の味?


たこ焼き十八番
同じ大阪のたこ焼き店でも、梅田、難波、天王寺……と北から南へ向かうごとに「上品」から「下町」へと味が変化します。

例えばたこ焼きの元祖「会津屋」の本店は西成区の玉出。つまり南の方にあります。ミシュランガイドでビブグルマンを受賞するような名店でありながら、手でつまんで食べられる、料金が安いといったように、下町らしさも特徴となっています。一方「女の子が気軽に寄っていけるようなたこ焼き店を作りたい」として開業したたこ焼き店「十八番」は、北の方(本店が西中島)にあり、上品なイメージを持っています。
これは意外な発見ですね。同じ大阪でもこんなに味の差が出るというのは大変興味深いです。大阪旅行に行ってみたらぜひ北と南でたこ焼きの食べ比べをしてみてはいかがでしょうか?

 

◆【その5】地域によってたこ焼きを食べる時間が違う?


ビールとたこ焼き
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食べる時間に決まりがないというのは、たこ焼きが持つ魅力のひとつです。おやつとして食べる方もいれば、食事として食べる方もいます。
しかし、地域によって特徴もあります。大阪では昼の売上が多いのが当たり前ですが、京都では夜の売上の方が多いお店もあるのです。京都でとても有名なたこ焼き店の中には、そもそも昼の営業をしておらず、17時開店というところもあるほど。たこ焼きがお酒のつまみとして楽しまれています。

京都ではお酒のつまみとしてたこ焼きが食べられているなんて知りませんでした。確かにタコ料理はお酒のおつまみに多いし、味付けもお酒が進む味ですよね! 今度試してみたいですね!

◆【その6】たこ焼きの店は銅板派と鉄板派に分かれている!


たこ焼き
たこ焼きを焼く板には銅板と鉄板があり、銅板は熱伝導率が高く、たこ焼きが焼けるのも早いそうです。そして鉄板の方がゆっくり焼けます。お台場たこ焼きミュージアムの店舗においては、「会津屋」「芋蛸」「十八番」「くくる」は銅板。一方「やまちゃん」は、あえてゆっくり味を出したいということで、鉄板にこだわっています。そして人気店の銅板、鉄板はどこも特注です。
いつも食べているたこ焼き屋さんは銅板なのか鉄板なのか、考えたことはありますか? 次にたこ焼きさんに行く機会があったら、どっち派なのかチェックしてみてくださいね♪

 

◆【その7】ソースはどの店も独自開発している!


たこ焼き
大阪には小さなソース店がたくさん存在します。たこ焼き店においても、人気店のソースはだいたいが独自開発。「お台場たこ焼きミュージアム」で一度、他の店のソースと取り換えてみるというプロモーションを考えたものの、全然おいしくなくなってしまい、ボツになったことも。店舗ごと、相性の良いオリジナルソースを作り上げているのです。ちなみに会津屋は、ソースなしで食べるのが基本。店が国道沿いにあり、タクシーやトラックの運転手がつまんで食べやすいようにという背景があります。このような小さな工夫があるのとても素敵ですね。
是非みなさんもたこ焼きだけでなく、ソースにも注目してみてください。

◆【その8】「やまちゃん」店名の由来は初代社長の苗字から?


やまちゃん
大阪では知らない人はいないだろうというほど人気のたこ焼き店「やまちゃん」。店名は想像通り、初代社長の苗字から付けられたそう(ちなみに現在は、福田社長)。
ちなみにたこ焼きの元祖「会津屋」は、初代社長が会津若松から出てきたからだとか。
他の会社でもありがちですが、初代社長の名前を忘れないでおくことは大切なことだと思います。

 

たこ焼きトリビア、あなたはいくつ知っていましたか? たこ焼きはそれぞれの店舗に歴史があり、また味、特徴がそれぞれ異なります。実際に食べてみて、たこ焼きの奥深さに触れてみてください! (ほんじょうみゆき)

情報提供元:東急不動産SCマネジメント株式会社

 

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