「有給休暇取得できない理由」が年齢で全然違う!?

突然ですが、皆さん夏休みはしっかり取得できそうですか? 有給休暇をつなげて、お盆を長期休暇にしたいなぁなんて思いますよね。でも現実は、有給休暇を申し出しにくかったりして……。

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BIGLOBEがスマホを所有する全国の20代〜50代の男女1,000人に「有給休暇に関する意識調査」を実施。退職する時に、有休消化をするために、離職する前に1か月以上休まなくてはならないなんて話も聞いたことあるけど……。まずは年代別でなぜ有給休暇が取得できないのか比較してみましょう。

■あなたが有給休暇を取得できない(しない、しづらい)理由は何ですか?



<20代>
1位 「職場に休める空気がないから」
2位 「上司、同僚が有給休暇を取らないから」
3位 「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」

<30代>
1位 「職場に休める空気がないから」
2位 「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」
3位 「上司、同僚が有給休暇を取らないから」

<40代>
1位 「職場に休める空気がないから」
2位 「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」
3位 「上司、同僚が有給休暇を取らないから」

<50代>
1位 「職場に休める空気がないから」
2位 「自分で仕事をコントロールできない業務だから」
3位 「業務対応が発生するかもしれないから」

全世代で1位になったのは「職場に休める空気がないから」となりました。やはり会社の雰囲気で有休の取りづらさは決まるようですね。ですが、20代〜40代の2位以下と、部長クラス以上の50代の2位以下では、全く違った理由が並びました。若い世代では「上司、同僚が有給休暇を取らないから」と回答したのに対し、50代は「自分で仕事をコントロールできない業務」や「業務対応が発生するかもしれない」と、仕事に対する責任感を理由にあげています。う〜ん、上司がこの考え方だと、若い世代の部下たちが休んでしまうと、仕事に責任感がないと思われそうですよね。無言のプレッシャー……。

ちなみに管理職と一般職でも比較してみると。
<一般職>
1位 「職場に休める空気がないから」
2位 「上司、同僚が有給休暇を取らないから」
3位 「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」

<管理職>
1位 「業務対応が発生するかもしれないから」
2位 「職場に休める空気がないから」
3位 「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」

管理職は1位が「業務対応が発生するかもしれないから」とやはり仕事第一で考えている結果に。なんだか日本人らしいですよね。休まず仕事をするのが優秀とされてきた日本。確かにその根性があるから、日本はここまで成長してきたのかもしれませんが、職場に休める空気がないのは逆に労働意欲が失せてしまいそう……。

いかがでしたか? 職場自体の雰囲気もありますが、上司や同僚が有休を取らないからと周囲の目を気にするところも日本人っぽいですよね。周りと歩調を合わせ、チームワークでといった感じでしょうか。でも、平等に与えられた有休をどう使うかは本人次第ですよね。それには上司や同僚にねたまれることなく、有休消化ができる会社自体の方針が大切なのかもしれませんね。(あおいあん)

情報提供元:BIGLOBE

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