「ユニクロはもはやコンビニ」AneCan編集長が語るファッションの変化【編集長インタビュー】

「雑誌の編集長」とは、その時代を作る存在です。

Woman Insightの年末年始企画として恒例になっている、小学館女性誌編集局が発行している『CanCam』『美的』『Oggi』などの雑誌編集長インタビューシリーズ、新年一発目は『AneCan』編集長編をお送りします!

念のため『AneCan』について説明すると、「HAPPY&ACTIVEなレディになろう♡」を合言葉に、仕事も遊びもファッションも楽しみたい、30代前後の女性のためのファッション誌。

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今回お話をうかがった佐藤明美編集長は、先日30歳前後のキャリア女性に人気のファッション誌『Oggi』編集部から『AneCan』編集部へ就任したところ。
2015年の注目ファッショントピックスや、これからの雑誌像などをたっぷり語っていただきました。前編後編の2回に分けてお届けします。

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Woman Insight編集部(以下、WI)2015年のファッションを振り返って、特に重要だったトピックスを教えてください。

佐藤明美編集長(以下、佐藤)やはりガウチョパンツがメジャーとなって、定番化したことに尽きますね。最近新しいアイテムはあまり出てこなかったのですが、ガウチョは今年出てきて、市民権を得たのが大きなトピックスです。2016年の春もガウチョは相変わらず圧倒的ビッグトレンドですし、さらにスカートっぽくひらひらした進化系ガウチョ「スカーチョ」も出てきます。

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WI スカーチョ……! あらゆる雑誌で取り上げられていたガウチョですが、やはり人気は継続していくのですね。他には2015年のファッショントピックスを語る上で欠かせないものは何かありますか?

佐藤 あとはユニクロやGUなどの、いわゆる「ファストファッション」が、ベーシックなもののひとつとして定着したことでしょうか。

 

WI 確かに例年にないほどに「ユニクロ・GU・GAP・ZARA」などの記事を見かけました。

佐藤 今年から特に顕著に、生活の中に普通に「ユニクロ」があって、「カジュアルなもの」「安いもの」ではなく、あらゆる年齢やファッションの方が取り入れるベーシックなアイテムのひとつになりました。例えるなら、コンビニでおでんを買う人も水を買う人もいるのと同じ。たくさんのアイテムが並ぶ中で、どんなアイテムを選んでどう使うかはその人次第。ママ雑誌にはママ雑誌の、キャリア向け雑誌にはキャリア向け雑誌の、そして『AneCan』には『AneCan』なりの使い方があるので、雑誌は「ユニクロにはこんな商品がありますよ」ではなく「当たり前にあるベーシックとしてのユニクロの使い方」を言っていく時代なのかな、と。

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