今、あえての「黒」がキテる!韓国っぽかわいい“黒な目元“の作り方

新鮮で今どき!韓国風“黒な目元”の基本をプロがレクチャー♡


韓国風の黒な目元が今、一周回って新鮮! 抜け感のあるニュアンスカラーもかわいいけれど、凛とした雰囲気をまとえるあえての“黒”な目元は今っぽ女子の憧れ。今どきの“黒”の効かせ方をご紹介します♡

教えてくれるのは…ヘア&メイク 桑野泰成さん

ヘア&メイク 桑野泰成さん
ilumini.inc.所属。絶妙な色や質感の組み合わせで、新鮮なメイクを提案。唯一無二のおしゃれな仕上がりが支持され、様々な媒体の美容企画はもちろん、ファッション企画でも大活躍!

目元に“黒”を使うときのポイント

強く見えがちな黒でも使い方次第でメイクの幅が広がる!

「カラーマスカラやカラーラインが最近の一大トレンドですが、韓国メイクのような黒めがちなアイメイクにも注目が集まっています。今っぽく黒を目元に取り入れるには、それぞれのアイテムによって使い方をひと工夫することが大切。黒のアイテムの使い方をアップデートするだけで、韓国の女優さんのような、芯があるのにおしゃれな雰囲気が作れるんです」(桑野さん)

  1. 最初に目元からメイクする

    まずは目元を仕上げ、そのあとに眉、チーク、リップをメイクすると、目元の濃さと全体のバランスが取りやすい! 黒初心者でも、いい塩梅の抜け感が調整できます。

  2. 眉は薄めに、抜け感を意識!

    目元はキリッと引き締まっていても、眉はやわらかく仕上げるのが韓国女優メイクの特徴。目元にいちばん近いパーツの眉に抜け感を作ることで黒でも優しい雰囲気に。

  3. アイシャドウを濃くしない

    黒マスカラ&アイラインを使うときのアイシャドウは、まぶたが透けるくらいのナチュラルなものが好相性。グラデーションにせず、単色で仕上げると今っぽい!

  4. チークとリップは肌なじみのいいカラーを

    眉同様、チークとリップも濃い発色は控えて抜け感を意識するのがカギ。必要な血色感を与えつつ目元を邪魔しない、肌なじみのいいピンク系やオレンジ系がおすすめ。

使用アイテム

■透けるような発色のアイシャドウ

アディクション ザ アイシャドウ クリーム 112C ¥2,200(4月22日限定発売予定)

クリーミーな質感で濡れたようなツヤまぶたに。ほんのり発色するグリーン。

■ボリュームタイプの黒マスカラ

ヘレナ ルビンスタイン ラッシュ クイーン フェリン ブラック WP ¥5,280

まつげ1本1本を捉えるブラシで、華やかなボリュームまつげを叶える。

■まつげをキャッチしやすいピンセット

グリーンベル ズレずに抜ける驚きの毛抜き ローズ ¥1,430

先端が斜めにカットされ、ズレ止めもついているので細い毛を逃さない! 

■なめらかに引ける黒のペンシルライナー

井田ラボラトリーズ キャンメイク クリーミータッチライナー 01 ¥715

やわらかい芯でスルスルとした描き心地。1.5㎜の極細芯だからインサイドにも引きやすい。

■透明なアイブロウマスカラ

Qoo10 Laka ワイルドブロウシェイパー ストロング ¥1,690

毛に程よいツヤを与え、コシのある立体的な眉を演出。

■カーキブラウンのアイブロウパウダー

エレガンス コスメティックス エレガンス パーフェクト ブロウ パウダー GR40 ¥4,400

肌なじみのいいカーキ。ふわっと密着する粉質もGOOD。

HOW TO MAKE-UP

①アイシャドウを眉下まで広げる

アイシャドウを指に取り、上まぶた全体に均一な濃さになるようにサッサッとのばす。眉下までしっかり広げることで、目を開けたときでもクリームシャドウが持つツヤ感が引き立ち、ハイライトのように光を集めて単色でも立体的な目元に。

②マスカラを上下まつげに塗る

ビューラーで上下のまつげをしっかりカールさせたあと、マスカラをたっぷり塗る。まつげにボリュームを持たせるために、マスカラのブラシをジグザグと小刻みに動かして、まつげ1本1本にしっかり液を塗布することを意識して。

③まつげをピンセットでつまんで束にする

ピンセットをマスカラのブラシにつけて液を少し取り、上まつげを数本ずつピンセットでつまんで、等間隔に束を作る。まつげをつまむときは、中間や根元ではなくまつげの先端のみを軽くつまむと束を作りやすい! 下まつげも同様に束にする。

このとき、ピンセットにマスカラ液をつけると束にしやすい!

④アイライナーで上のインサイドを埋める

鏡を下に持ち目線を下げた状態で、アイライナーで上まぶた全体の粘膜を埋めるように引く。まつげの間を埋めるように、少しずつアイライナーを動かして。インサイドラインが引きにくいときは、まぶたを引っ張ると描きやすい。

⑤アイブロウマスカラで毛を立たせる

スクリューブラシで眉毛全体をとかして毛並みを整えたあと、アイブロウマスカラで毛を立たせるようにブラシを動かしてハリとツヤを与える。最初に眉全体の毛を立たせると毛のすき間が見え、アイブロウパウダーが必要な部分がわかりやすく!

⑥薄いアイブロウパウダーで毛のすき間を埋める

アイブロウパウダーの右の薄いベージュと真ん中のカーキブラウンを太めのブラシで混ぜ、眉頭から中央あたりまでの毛のすき間がある部分にサッサッとのせる。

⑦濃いアイブロウパウダーで眉尻を描く

アイブロウパウダーの左のブラウンと真ん中のカーキブラウンを細めのブラシで混ぜ、眉山から眉尻に向かって描き足す。眉の下線はやわらかい印象のアーチになるよう、眉山の下あたりからなだらかなカーブを意識して眉尻につなげる。

完成♡

上まぶたの粘膜を埋めることで目元全体が引き締まり、求引力UP! 長めに引いたり跳ね上げたりせず、目の形に沿ってインサイドのみを埋めるのがきつくならないポイント。

黒マスカラを塗るだけでなく、ピンセットでつまんで束にすることで、つけまつげのような存在感のあるまつげに。まつげの黒は、思い切りボリュームを持たせるのがかわいくて今どき! 目元にしっかり黒を効かせているのに強くなりすぎず、凛とした雰囲気が溢れる♡ ぜひ試してみて!

CanCam2022年5月号「凛として黒な目元のススメ」より
撮影/ISAC(SIGNO/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/桑野泰成(ilumini.inc.) スタイリスト/菅原萌衣(COZ.inc) モデル/宮本茉由(本誌専属) 構成/小嶋明恵 WEB構成/谷夏帆 ◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。