「褞袍」の読み方、知ってる?寒い季節に活躍するアレです、アレ

普段使っているおなじみの日本語でも、漢字表記になると急に読めなくなってしまうことって結構あるものです。たとえば、公園で見かける「松毬」、木を切ったときに見かける「大鋸屑」、「残らずすべて」という意味を表す「悉く」など。
そんな「知っているのに読めない」日本語クイズより、本日のお題はこちら!

「褞袍」
2文字ともあまり見慣れない漢字ですが、じつはこちらもおそらくみなさんが知っているモノを指す日本語です。いったいなんと読むのでしょうか?

■ここでヒント!

読み方を推理するために、ヒントとしてまずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「褞袍」の意味は次のとおりです。

「大きめに作り、綿を厚く入れた広袖の着物。防寒・寝具用。主に男子が用いる。」

温泉旅館に行ったとき、浴衣の上に羽織る分厚い綿入りの着物を見かけたことはありませんか? あれこそまさに「褞袍」です。ちなみに読み方をひらがなで書くと「○○○」の3文字ですよ♪
さて、そんな「褞袍」の読み方は? さっそく正解を見てみましょう。

■正解は、こちら!

「褞袍」の読み方、正解は「どてら」でした!(他に「うんぽう」「わんぽう」等と読むこともあります)

どてらは別名「綿入れ」や「丹前」とも呼ばれ、日本では昔から防寒用の上着として親しまれてきました。原則的には、綿を入れた着物(=はんてん)の中でも袖がついているものが「どてら」、袖なしのものが「ちゃんちゃんこ」と呼び分けられています。

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(豊島オリカ)

 

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